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絶好調のソニー、足を引っ張るのはXperia

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 ソニーは2018年3月期連結決算を発表。1998年3月期以来最高益となる7348億円の営業利益を記録しました。

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 収益はゲームが牽引。PS4ソフトの増収やPS Plus加入者増が寄与しました。半導体もスマホ向けイメージセンサーの販売数量大幅増加により改善。音楽分野ではソニー・ミュージックエンタテインメントの子会社アニプレックスが販売元となっているスマホ向けソーシャルゲーム「FGO(Fate/Grand Order)」が好調。

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(子会社のガチャゲーが人気)

 ソニー全体としてはまさに絶好調。ほぼ全ての部門で大きく増収増益する中、唯一赤字となっているのがモバイルコミュニケーション分野、つまりXperiaを擁するSony Mobileです。要因として主要部品の価格上昇や販売台数の減少などが挙げられています。

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 なお、Sony Mobileは2018年度もさらなる売上高837億円減収を見込んでいます。営業利益は126億円縮小するとしつつも依然として赤字覚悟です。

 スマートフォンの販売台数は2017年度は1350万台。2018年度の見通しは1000万台としています。

 もはやソニーにとってXperiaとは、東芝にとってのREGZAやサザエさんのCMのようなものかもしれません。かつてBtoCをやっていく上で「家電の王様」であるテレビを出しているというのは、個人消費者向けのブランド力を維持していく上で重要な意味を持っていました。製品を愛用してくれた学生が将来新卒で来てくれるかもしれません。東芝は赤字とBtoB脱皮のため、それらを捨ててしまいました。

 ソニーに企業体力があり、まだまだBtoCで行くという限りは、赤字体質を改善しながらも細々とXperiaも続けていくのではないでしょうか。スマホは現代の「家電の王様」という以上に、ソニーも展開するゲーム・映像・音楽・金融などと個人消費者を繋ぐ重要な接触機会ともなるため、尚更でしょう。

情報元SONY
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