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ソニー、2年連続で同じ「中国歴史地雷」を踏んで炎上、謝罪

 7月1日、中国SNS「Weibo」のソニー中国公式アカウントが、謝罪文を発表しました。

 これは7月7日に開催を予定していた発表会に関連するもの。謝罪文の全文は、以下のとおりです。

 弊社は多くのネットユーザーの皆様を非常に重視しております。

 弊社は今月7日から10日の国内プロフェッショナル展示会にて新製品の発表と、展示会初日にネット上での新製品の紹介動画公開を予定していました。

 我々のスケジュール計画が至らず、日付の選択の上で皆様に誤解と困惑を与えてしまいました。

 これにつきまして、深い謝罪の意を表しますとともに、すぐに関連イベント予定を取消します。

 皆様の日頃からの支持に感謝致します!

 これだけだと何のことやらサッパリわからないと思いますが、ソニーが新製品の発表を予定していた7月7日は、「盧溝橋事件(中国ではズバリ『七七事変』と呼称)」、日華事変が始まった日、つまり大地雷です。

 Weiboでは「ソニー新製品2021年8月6日8時16分(広島原爆投下)発売」と銘打った、キノコ雲の写真が大量に投稿されるなど、大炎上。

 ちなみに、ソニーは去年もレンズを7月7日に発売していたとの「旧悪」も暴露されています。

 

 しかし「そんなこと言いだしたら、第一次上海事変の日、第二次上海事変の日、広州占領の日、武漢三鎮攻略の日とか際限なく増えないか?」という気もしないではないのですが、「記念日」的な意味が与えられている日は、ここらへんのようです。

  • 5月4日 五四運動(第一次世界大戦講和会議)
  • 7月7日 盧溝橋事件(日華事変)
  • 9月18日 柳条湖事件(満州事変)
  • 12月13日 南京陥落(日華事変)

 これらの日に日本側がなにかすると、是非はともかくとして、事実として中国でとても燃えます。今回、ソニーがちゃんと燃えました。

 おそらくこれは中国ビジネスで「常識」に近い事実なので、ソニー現地法人にどのような意図があったのか謎ですが、謝罪文では燃えた理由や政治的な事柄に一切触れていないのが、なかなか趣深いものがあります。

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