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EUが端子統一法案、iPhoneのLightning端子「廃止」へ加速か

 ロイター通信が報じたところによると、来月欧州連合(EU)の政策執行機関欧州委員会(EC)が提出予定の法案の影響により、Appleは同社の製品からLightning端子を削除させられることになる可能性があるようです。

 この法律が適用された場合、今後欧州連合諸国で販売されるすべての携帯電話やそれに関連するデバイスに統一の充電ポートが必要になります。

 現在Android製品はほとんどUSB-Cポートを採用しているため、特にApple製品に大きな影響を及ぼすとみられますが、複数のメディアやリーカーが将来のiPhoneはLightning端子を廃し完全にポートレス化する、と以前より伝えており、実際にAppleが端子の変更を余儀なくされるのはAirPods MaxやiPadなど一部の製品に限られる可能性がありそうです。

 2018年にも欧州委員会は同様の法案について検討していたようですが、法制化に失敗。当時のAppleは規格を統一することによる廃棄物の発生と革新の抑制を警告していました。

 昨年、欧州議会が環境廃棄物の削減と利便性向上を理由として、議案を賛成が圧倒的多数で採決し、議論が再燃しました。ロイター通信に語った情報筋によると、現在EUの行政府は法案を起草しており、来月ごろに発表される予定であるようです。

 筆者としては充電端子の統合にはもろ手を挙げて歓迎したいところですが、Appleはサードパーティー製のケーブルにMFi認証を課し収益を上げていることから、おそらくAppleからの強い反発は避けられないでしょう。

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