「ドコモが五輪日本代表選手団に韓国製スマホをゴリ押し」と話題に!

 ドコモがGalaxy Noteをオリンピックの日本選手団に提供することが話題となっています。

NTTドコモと韓国サムスン電子は25日、サムスン電子製のスマートフォン
(高機能携帯電話)「ギャラクシー ノート」をロンドン五輪日本代表選手団に
7月ごろに提供すると発表した。
ドコモは日本オリンピック委員会(JOC)の
ゴールドパートナーで、「現地での情報収集や連絡手段として活用して
ほしい」としている。

ドコモ、ロンドン五輪選手団に最新スマホを提供

 これについてネット上の反応「なぜドコモは韓国製を日本代表に押し付けるのか」「国産品を配るべき」との意見が多数を占めているようです。

 しかしながら、サムスンはロンドンオリンピックの公式スポンサーであるという事実を考えると、ごく当たり前のプロモーションとも言えます。

 英国では五輪限定のGALAXY Y, Noteが販売されますし、サムスンとVisaの後援する選手はGALAXY S3を提供され、ロンドン中のNFCモバイル決済で買い物や飲食が可能といったプロモーションが展開されます。聖火リレーや無線技術にもサムスンの協力があります。

 スポンサーなのだからこうした製品の提供やサービスは当然です。たとえばICONIAタブレットやノートPCで定評のある台湾Acerは、300人の技術者派遣と同時に、13000台以上のノートPCを五輪に提供しますが、別に彼らの製品をわざわざ使用拒否する理由もありませんし、政治的理由によって忌避するような考えは五輪の精神としても相応しくないと思います。

 日本企業で言えば、パナソニックは1992年のバルセロナオリンピックで、放送機材のアナログからデジタルへの転換を実現。それ以来、10大会連続で放送機器を提供するなどスポンサーとして貢献し、今回のロンドンオリンピックでは五輪の3D化を掲げ、放送機器だけでなくAVセキュリティシステム、市販電池まで契約カテゴリーを拡大。既に2016年のリオ大会まで契約を結んでいる、五輪に欠かせない裏方の存在となっています。

 パナソニックの恩恵を間接的にも受けていない五輪代表は世界のどこにもいないでしょうし、サムスンもまた然りです。スポンサーの貢献を素直に歓迎することも大切なことだと思います。

 もちろん、今回の他のネットの反応で次いで多かったのが「日本製スマホは酷いから仕方ない」であるほどには、日本の家電メーカーが五輪でスマートフォン分野のスポンサー契約を結ぶことが全く想像することができない惨状ですから、五輪とはまた別の話として、それはそれで日本のモノづくりの未来を憂うべきではあります。