そろそろ年の瀬ですが、まだまだ電子書籍元年の勢いはとどまることを知りません。
本日発表された、電子書籍端末 BookLive!Reader Lideo(以下、Lideoと省略します) は国内で電子書籍を販売する、BookLiveが発売する電子書籍専用端末です。
ハードウェアの製造はNECが担当。Kindleで注目をあびたモバイルネットワークにはUQのWiMAXに対応、外出先でも高速なネットワークで気軽に本を購入することができます。無線LANにももちろん対応、外出先でも自宅でもストレスなく本を購入できそうです。
使い勝手を強く意識したハードウェアの設計となっており、全面には物理ボタンが5つ「本棚」「書店」「メニュー」「戻る」「文字」と、普段から電子機器に触れていない人でも、操作に迷うことがないように工夫がなされています。
反面、普段から電子機器を使っており、物理ボタンが極力そぎ落とされた端末に慣れた人からすると、少し野暮ったいデザインに見えるかもしれません。
また、PDFファイルには非対応で、完全にBook Liveで購入した書籍しか閲覧できない専用端末になっています。
スペック
名称 | Lideo |
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ディスプレイ | 6インチ |
内蔵ストレージ | 4GB |
重量 | 約170グラム |
駆動時間 | 約1ヶ月 |
通信 | WiMAX / IEEE 802.11 b/g/n |
所感
電子機器になれていない人でも電子書籍を使いたいという、潜在的な需要に見事に答えた端末だと思えます。
Lideoは電子機器になれていない人たちでも、極力ストレスを感じることがないよう、最適な設計が施されていると感じました。
また、販売経路はインターネットだけでなく三省堂書店でも購入が可能で、本が好きだけれども、電子書籍に取っつきづらいと感じていた方々に普及する可能性は大いにあり得ると思います。
WiMAXを内蔵したことにより都市近郊にすんでいる人ならば無線LANの設定すらいらず、よく考えられた端末だと思いました。同時にWiMAXにより、電池の持ちが極端に悪くならないか心配ではありますが、なんらかの対応はしていると考えられます。
普段から電子機器になれている人からすれば、上にも記しましたが野暮ったいデザインかもしれませんが、読書好き、だけど電子機器には弱い父、母へのプレゼントには最適かもしれません。
私の父も読書好きなので、プレゼントの候補に挙げてみたいですね。