「iPhone 5S」はソフトバンクの「TD-LTE (AXGP)」対応の可能性が濃厚か ― 意味深な発言に期待高まる

 ソフトバンクの元副社長、現特別顧問である松本徹三氏は、中国上海のイベントにて、非常に興味深い発言を行いました。

 「ケータイWatch」によると、同氏はTD-LTE推進団体の主催する会議「GTI Asia Conference」において、日本におけるTD-LTE (AXGP)の展開状況について、加入者数が伸びていない原因を、iPhoneがTD-LTEに対応していないことにあると指摘。そうした文脈の中で、同氏は「今年はおそらくこの数値が跳ねる。理由は言えませんが」と述べ、会場をわかせました。

 Appleの次期フラッグシップモデル「iPhone5S」や「廉価版iPhone」の発表と発売日は、今年の後半になると考えられていますが、この発言からは、そうした新しいiPhoneがTD-LTEに対応していることを強く示唆していると考えられます。

 TD-LTEとは、元々はWILLCOMが次世代PHSとして開発していた事業ですが、WILLCOMを傘下に置いてSoftBankが継承、現在SoftBankグループの「Wireless City Planning(WCP)」が展開しているLTEサービスです。主にSoftBankのAndroid端末に利用されています。

 TD-LTE方式は、中国最大手キャリア「中国移動(China Mobile)」でも採用されており、同社もついにiPhoneの取り扱いを開始するとの見方が強まっている趨勢であり、iPhoneがTD-LTE方式に対応するという話には違和感は感じません。むしろ自然な流れでさえあります。

 au版の次期iPhoneでは、800MHz帯のLTEを使えるとの観測があり、汚名の返上が期待されていますが、さすが孫社長、以前から次の一手を仕込んでいたということでしょうか。

 主力のFDD-LTE、傘下にしたE-MOBILEのLTEを利用可能にしたダブルLTE、そしてWILLCOMから事業継承することで導入したTD-LTE(AXGP)と、iPhoneのためなら手段を選ばず電波を用意するSoftBank。改めて同社の経営手腕の恐ろしさを感じます。

情報元:ケータイWatch 経由:リンゲルブルーメン

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