ビックカメラも「格安スマホ」に参入?

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 日本経済新聞は、大手家電量販各社が「格安スマホ」に参入すると報じました。

 いわゆる「格安スマホ」は、MVNOの格安SIMとスマートフォンを合わせて販売する方式。イオンが日本通信のSIMカードとGoogleのNexus 4をパッケージングして、月額のトータルコストを前面に出して販売したのがモデルケースです。違約金などは特に設定されておらず、解約時は端末代金の割賦の残債だけが残ります。

 家電量販大手のビックカメラは、月あたりの合計価格を2830円に設定。(イオンは月2980円。)今月18日から販売を開始します。販売する端末はCovia製のフリーフォン、回線はIIJ(株式会社インターネットイニシアティブ、ドコモのMVNO)。通信量は1GB/月。他社からのMNPにも対応します。

 また、ヨドバシも日本通信のSIMカードとスマートフォンをパッケージングして、月あたり計3000円前後を想定して「格安スマホ」参入を検討しているそうです。先日も関西電力系列のケイ・オプティコムがau回線で「格安スマホ」に参入すると報じられたばかり。二匹目のドジョウを狙う各社の参入はしばらく止まりそうにありません。

 成功例としてもてはやされているイオンですが、あくまで業者がだぶらせていた在庫を安く調達できたこと、それでいてイオンの満たす品質水準をNexus 4がかろうじて満たしていた、という偶然が重なった上に絶妙なバランスで実現したサービスであり、これを同じような価格で実現しようとすると、どうしてもどこかで妥協すべき点が出てくるのではないかと思います。(国産だと高すぎ、中国製だとイオンの客層に合わない)

 たとえば、今回ビックカメラがイオンよりも若干安い値段で設定していますが、機種はCoviaのスマートフォンです。おそらく「FleaPhone CP-F03a」あたりになるのでは。この機種は中国メーカーのスマートフォンをほとんどそのまま持ってきているものだと思います。バッテリー容量も少なめ、実行用メモリに至っては512MBです。Nexus 4でさえスペックはもっといいです。このあたりが、イオンを模倣した「格安スマホ」で心配な点です。

covia-cpf03a

 先行したイオンが偶然にも大成功し、随分とメディアで持ち上げられてしまいましたが、イオンを真似しただけでは、イオンのNexus 4のパッケージングを超えるものは出てこないと思うので、もっと大きくサービス内容を変えた独自性のある「格安スマホ」を考えて、顧客に提案していくべきかと思います。

情報元:日本経済新聞

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