NTTドコモ、通信料大幅値下げと完全定額通話を導入か?

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 日本経済新聞および朝日新聞は、NTTドコモが6月にもスマートフォン向けの新しい料金プランを導入する検討に入ったと報じました。(追記:ドコモから、正式に発表したものではない旨が公表されました)(4/10 再追記:正式発表されました→速報:ドコモが新プラン、家族間でのデータ通信量共有や長期契約者向け「ずっとドコモ割」など発表!料金シミュレータも登場

 報道によると、検討されている料金プランでは家族でデータ通信量を分け合えるようになる見込みです。これまでXiパケ・ホーダイ ライトでは4,700円で月に3GBまで、Xiパケ・ホーダイ フラットでは5,700円で月に7GBまでの制限が設けられていましたが、「10,000円弱で、家族最大10人で月に10GBまで」などの家族で通信量を共有することができる複数のプランを導入する予定とのこと。仮に家族4人が均等に利用するならば、2,500円程度で月に2.5GBまで利用できることになり、大幅な値下げとなります。

 また、ドコモや他社の携帯、固定回線への国内通話が話し放題となる完全定額通話プランが導入されるとも報じられており、事実であれば毎月の利用回数に制限のない定額通話プランが国内で初めて実現することになります。料金は2,700円程度と見られており、LINEなどの無料通話アプリによって減少している音声通話の収益を改善する狙いがあるものと思われます。これらによって、例えば家族4人で月に10GBまでの通信プランと定額通話プランを利用した場合、これまでの利用料金が合計で28,000円程度かかっていたものに比べて5,000円程度安くなる見込みです。

 更に、長期利用者への優遇を強化し、家族内で最も長い利用者への割引額を家族全員に適用する25歳以下の利用者に対して利用料から500円を割り引く、といった新たな割引プランの提供も報じられており、バリュープラン導入以来の大幅な料金体系の見直しが行われることになる見込みです。

音声通話の定額化 通話回数や時間帯、掛ける相手によらず、国内向け通話の料金が定額となる。
データ通信量の家族間共有 家族で月に10GBの通信を分け合うなど、割安なデータ通信プランが利用できる。
長期利用者向け割引の強化 家族内で最も長い利用者と同等の割引が家族全員に適用される。
若年層向け割引の強化 25歳以下の利用者に対して割引が適用される。

 実際に料金が見直されるとすれば、これにはiPhoneの導入が遅れるなどで契約数が伸び悩んでいる現状からの巻き返しや、データ通信量の高止まりに対する批判をかわすなどの狙いがあると思われます。

 また、こうした通話定額プラン導入の背景には、今年から国内各社が導入するVoLTE(Voice over LTE)の存在があるものと思われます、VoLTEでは通話に3Gネットワークではなく、IPデータ伝送技術を用います。ドコモも今夏導入と伝えられており、これに合わせた動きと考えられます。

 新料金体系の導入は6月からと見られており、4月21日から導入されるソフトバンクの「スマ放題」に比べても非常に安い料金体系となっているため、競合他社は対抗策を迫られることになりそうですね。利用者としては競争によって料金が安くなるのはありがたいので、他社にもきっちりと対抗していってほしいところです。

情報元:日本経済新聞, 朝日新聞

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