アップル、ビーツ買収か――過去最大規模

Beats-Audio

 海外メディアFinancial Timesは、AppleがBeats Electronicsの買収を交渉中と報じました。同社は、高音質化技術のBeats Audioブランドを展開する、オーディオ機器メーカーです。

 同紙報道によれば、買収金額は32億ドルにのぼるとみられます。Appleは企業買収をいくつも行っていますが、高額の買収は避けてきたAppleにとって、過去最大規模の買収となる可能性もあります。

 Beatsといえば思い浮かぶのは、台湾のスマートフォンメーカーHTCです。HTCはBeatsの半分以上の株を購入し、Beatsを傘下にしていました。しかしHTCの経営悪化やシェア減少が伝えられた2013年には、株式売買契約の義務履行をHTCが果たせず、大金の投じられた資本提携は、ついに解消に至りました。

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(国内ユーザーにはHTC Jシリーズでお馴染み?画像はHTC Sensation XE)

 HTCはあくまで高音質技術を組み込むことに価値を置いていましたが、Appleの買収となると状況が変わります。Appleは、音楽のダウンロード販売で利益を上げている企業ですが、最近では定額の音楽ストリーミング配信が主流となりつつあるからです。Beatsは高音質化技術のほかに、今年から定額制の音楽ストリーミングサービス「Beats Music」を開始しています。このサービスは、今年の5月からiPadにも対応するアップデートを実施したばかり。

 なお、今回の買収契約が成立すれば、来週に正式発表されるそうです。Appleは、Nokiaのキーとなっていたカメラ技術者も雇用しており、今後のApple製品のマルチメディア機能の品質向上も期待できそうですね。報道が事実とすれば、正式発表が楽しみです。

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