発売延期を繰り返し、事実上のディスコンになっているTizen OS搭載機「Samsung Z」ですが、後継機の方が先に市場に溢れることになるかもしれません。
未発表機種「Samsung Z1」の情報を、Tizen OSの情報に精通した海外ブログ「Tizen Indonesia」が伝えました。それによると、TizenをOSに採用したSamsung Z1 SM-Z130H(Kiran)が、12月にインドにて発売されるとのこと。
Samsung Z1は、ハードウェアには4インチのWVGAディスプレイ、1.2GHzのデュアルコア、実行用512MBメモリ、320万画素カメラを搭載。デュアルSIMカードスロット、Wi-FI/BT/3Gネットワークに対応するようです。
ソフトウェアにはTizen OS のバージョン2.3を採用。UIは、GalaxyシリーズのTouchWizに似ていますね。
さらにリーカーによると、この端末は100ドルを下回る価格になるそうです。かなり低価格ですね。
Tizen OSは、当初の予定よりも市場投入が遅れています。さらに先進国ではAndroidやAndroid、Windows Phoneといった勢力が基盤を固めており、既にTizen OSが参入する余地はほとんど無くなりつつあります。そこで先進国ではなく、まだまだ伸びしろの大きい新興国市場、つまりインドにTizen搭載機を投入していくとの観測が有力視されてきましたので、今回のローエンド・低価格は、既定路線といえるかもしれません。
そうなると、GoogleのAndroid Oneや、Xiaomiなどが強力なライバルとなってきそうですね。