次期MacBook Proのキーボード一部仮想化などの噂に戸惑うユーザーたち

 独自の複数の情報源から未発表Apple製品の仕様を的中させていることで有名なKGI証券のアナリストMing-Chi Kuo氏は、次期MacBook ProはUSB Type-C、OLEDディスプレイタッチパッド、Touch IDに対応すると報告しています。13インチモデルと15インチモデルの2モデルラインナップで、発売時期は今年後半。

 OLEDが採用されるのは、ディスプレイ部分やマウスカーソルを移動させるためのタッチパッドではなく、キーボードの一部。Apple情報サイトCult of Macは、次期MacBook Pro 13のパーツをリークしています。

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 本来ファンクションキーが並ぶはずのキーボードの最上段部分に、有機ELタッチパッドがはめこまれるというのがもっぱらの噂です。

 同じような試みは過去にLenovoが行っています。第2世代ThinkPad X1 Carbonは、キーボードの最上段が「Adaptive Keyboard」としてディスプレイになってました。各種ファンクションキー、輝度変更、音量変更、各種機能にアクセス可能で、状況によって表示項目を切り替え可能で便利だ、というのがLenovoの意図でした。

 しかしながら、物理キーとは異なり、キーが分離しておらずブラインドタッチはほぼ不可能。いちいち目視確認が必要です。周囲の光の加減によってはキー自体が目視困難ということさえありました。使いにくくて仕方がありません。

 もちろん、ユーザーからの不評も多く、Adaptive Keyboardは結局第2世代のみで廃止され、第3世代では通常の物理キーへと戻っています。私自身もAdaptive Keyboardが使いづらすぎて購入を見送り、第3世代のThinkPad X1 Carbonを購入、現在も愛用しています。

 Cult of Macは、今年のMacBook Proの有機ELタッチパッドは、一部のユーザーを満足させないとしてネガティブな反応を伝えています。先行例の出来を考えてもこういった反応は仕方がないところではあります。さらにOSがクラッシュした場合、ファンクションキーが利用できなくなるのではないかとの懸念の声も取り上げられています。

 次期MacBook Proは、4つのUSB Type Cポートを搭載する可能性が高いです。ユーザーは周辺機器を合わせて対応させる必要があるものの、ポートが一つしかないMacBook 12 Retinaと比べると余裕がありそうです。

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 さらに次期MacBook Proが、MacBook 12 Retinaのような薄っぺらいバタフライキーボードを搭載するとの噂もあります。従来の高品位なキーボードを廃止してバタフライキーボードを搭載する必要はない、とのユーザーの意見をCult of Macは取り上げています。

 キーボードを刷新することで薄型化などのメリットもありますが、必ずしも多くのユーザーから歓迎される変更ではない可能性がありそうです。

 このほか、現時点で噂されている関連情報としては、MacBookシリーズ向けのGPU内蔵モニターがあります。ノートPCのグラフィックは非力ですが、モニター側にGPUを搭載することでこれを補い、高解像度モニターの描画や動画編集が可能になるかもしれないアイデアです。ちょうどSONY製VAIO ZのPower Media Dockのようなものですね。今年のMacBookは、良くも悪くも変化の年となりそうです。

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