TCL北米法人のトップを務めるSteve Cistulli氏は、次期BlackBerry端末のティザー動画をTwitter上にて公開しました。
BlackBerryのような黒い筐体、物理QWERTY、そしてAndroid OS搭載を示唆するナビゲーションキーの存在が確認できます。
imPRESSively designed. distinctly different. #BlackBerryMobile#CES2017 pic.twitter.com/MGvvGXOtvi
— Steve Cistulli (@SteveCistulli) 2017年1月3日
One more look… #BlackBerryMobile #CES2017 pic.twitter.com/dSjVuMWd35
— Steve Cistulli (@SteveCistulli) 2017年1月4日
本機種はBlackBerry Mercury(DTEK70)として噂される新たな端末であると思われます。
BlackBerryブランドのスマートフォンはこれまでカナダのBlackBerry社(旧リサーチ・イン・モーション)が開発製造を行ってきたものです。このBlackberryの次機種のティザーをなぜ中国メーカーであるTCLが公開したのか?
まず中国TCLはスマートフォンも手がける大手電機メーカーですが、ブランド力に関してはいまひとつです。このため、フランスのAlcatelブランドを手に入れることによって、それを解決しています。そしてスマートフォンの先駆けでもあるBlackBerryブランドの使用権も獲得しており、中国TCLは契約に基づきBlackBerryブランドを冠した端末の設計、製造、販売、顧客サポートをできるようになっています。
TCLはこのほか、PDA・スマートフォンメーカーとして有名なPalmブランドも保持していますが、Palmブランドの端末はTCLから出ていません。しかしBlackBerryブランドのTCL端末というのは本当に出てきそうですね。TCLは、CES2017で新製品を発表する見通しであり、そこでの登場が期待できそうです。