中国ファーウェイ、「独自のスマホOS」搭載の新機種を近々発表? すまほん!!

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 米国は、中国メーカーZTEへの基本ソフトウェア・中核半導体の輸出を停止。ZTEは一時存続の危機に陥りました。

 米国政治家から安全保障上の脅威として取り沙汰されているのは、ZTEだけではなく、同じ中国メーカーであるHuaweiも。中国では、ソフトや半導体などの中核技術を米国に依存している現状を嘆く論調も高まりつつあります。

 こうした中、Huaweiは、「画期的な新技術」を備えた新型スマートフォン「Honor Play」の正式発表を、6月6日に行うと予告しています。

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 HuaweiのYu Chengdong会長は、この新技術が何であるかの詳細については語っていません。しかしこれがHuaweiのカスタムOSであるかもしれないことを示唆する画像を、海外サイト「Gizchina」が掲載したと、「GSMArena」が伝えました。

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 「Kirin OS」と呼ばれ、Linuxベースであることが伺えます。OSバージョンはKirin OS 1.0となるようです。

 Huaweiは、これまで何度も「独自OSを開発している」と報じられてきましたが、具体的にそれが正式に発表されたことはありません。HuaweiはEmotion UIという名称の独自スキンを構築していますが、あくまでAndroid OSです。

 今回掲載された画像はフェイクの可能性も十分にあると思います。特に左のスクリーンショットは、UI上の様々なアイコン・オブジェクトがAndroid OSに酷似しており、疑わしいのではと思います。SamsungのTizen OSは、Android OSとGalaxy向けのTouchWiz UIに酷似していたという先例を思い出すと、何とも言い難いところですが。

 もし、仮にHuaweiが独自OSを展開したとなれば、HuaweiはSoCのみならず基本ソフトまで内製することになります。Huaweiのスマホは、Huawei傘下のHiSilicon Technology社製のKirinプロセッサーを採用。最新のKirinプロセッサには、中国科学院計算技術研究所の開発したNPU(AIプロセッサー)「寒武纪(カンブリア紀の意)」も搭載されています。

 強いアメリカを象徴する外交政策を展開することで支持者を満足させるトランプ政権ですが、半導体を自社開発する十分な能力を有した中国に対し、基本ソフト・半導体輸出を停止するような制裁措置を取ったことは、中国の政府とメーカーに危機意識を植え付け、結果的に中国の強化を促したことになります。半導体などの国産化を謳った2015年策定の中国政府指針「中国製造2025」が、より強固に推進されることになるでしょう。今回のZTE制裁は、後世の評価は大きく分かれるのではないでしょうか。