新型iPhoneを無理して買う必要はない

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 今回の新型iPhone、なかなか高額ですよね。キャリアで分割を組もうにも審査が通らないとの声も散見されます。割賦販売法で10万円以上の機種は審査が尚更厳しいですしね。

 では、ずばり今回のiPhoneは買うべきか否か、考えます。

買う必要がない理由

マイナーチェンジ

 今回の新型iPhone、実のところiPhone Xからの進化点は多くありません。細かい部分では色々変わっていますが、概ねマイナーチェンジです。既にiPhone Xを持っている人は買い換える必要性は薄いです。

 また、Touch ID搭載のiPhone使用者にとって気になるのは顔認証Face ID。ところが、このFace IDは相変わらずマスク装着は想定外で、横向き時では認証できないなど、肝心な部分は進歩がありません。まだまだ開発途上。

 新機能を見て惹かれなかった人は、無理してまで買う必要はないでしょう。

 個人的には、iPhone XS Maxはこれまでに無かったものと捉えているので、買いましたが、8 Plusでも満足できる人はいるのではとも思います。自分の利用シーンを思い出しながらよく考えるべきですね。

買い控えるタイミングとして絶好の新OS

 通常、iOSは新機能追加で動作が緩慢になります。OSアップデートのタイミングも新機種発売に近いのが恒例。旧機種で重くなり、初期化してしまうぐらいなら、いっそ買い替えてしまうか……というのがこれまでのiPhoneでした。

 ところが今回のiOS12の目玉は、何より「動作を軽くすること」。これまでのiOSのダメなところを修正し、古い機種でも快適に動作するというところに主眼が置かれています。

 こう考えると、新機種への買い替えのインセンティブは薄いですから、これまでの機種をiOS 12へ更新して使い、今回の3機種の新型iPhoneを買わずにやり過ごす、というのは賢い判断です。

そもそも毎年誰でも買い換えできたのがおかしかった

 携帯キャリアがメーカーを言いなりにして矢継ぎ早に国際競争力のない新機種を作らせ、顧客の通信費を原資に安売りしてきた、垂直統合体制の面影が残っている日本の市場。今でも販路をキャリアが牛耳っています。

 そうした体制は日本メーカーを護送船団方式で牽引するという意義で皆が目を瞑ってきた側面もあったでしょうが、あんなことをやっていれば日本メーカーの商品力も競争力も低下し、気づけばキャリアは米国製のiPhoneを安売りするように。iPhoneのシェアがこうも異常に高いのは日米ぐらいです。そんなことが続くはずもなく、端末と通信の分離への流れはゆっくりと進み、「実質価格」のないプランも増え、いよいよiPhone端末価格の高額化もこのタイミングで極地に達した、という顛末ですね。

自分のスタイルを考え直そう

 信用情報ブラックの若者を無駄に製造してきたまやかしの「実質価格」なる概念が無くなっていくのは良いことですが、ある意味では端末価格がむき出しになりつつある昨今、こうなると当然、安い方へと人は流れるでしょう。

 キャリアなら、例えばarrowsやLG Styleなど低価格機種に需要が集まるようになるでしょう。arrowsはこれまでは酷すぎましたけどF-04Kは悪くないですよ。国産機としてそのまま使うもよし、売却して別途調達したiPhoneにdocomo with契約のSIMを挿して安いプランの恩恵を受けるのもよし。

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 iPhoneを毎年買うべきなのか?Androidでもいいんじゃないのか?iPhoneを選ぶにしても、2年や3年ごとではダメなのか?携帯について少し知識を仕入れて、ちょっと前のiPhoneの安売りを狙うのはどうだろうか?通信費を下げるのはどうか?乗り換えは?といったことを、消費者が考えるべき時期が来ているのだと思います。

 色んな買い方があります。色んな機種があります。今ならMVNO・サブブランドもいくつもあります。無知なままキャリアの言うがままに契約し、縛られ、高いお金を払い、大手3社を高止まりさせ続けるのではなく、消費者が賢くなることが、今の日本の携帯市場に必要なことだと思います。政府がどれだけ競争のできる市場環境を整えようとも、Apple以外のメーカーが頑張ろうとも、結局は消費者が重い腰を上げなければ、意味がないのですから。