噂:ASUSスマホ部門で大規模リストラ、分社化か?

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 日本でもPCを中心に高い知名度を誇る、台湾・華碩(ASUS)。最近、台湾や中国大陸のメディアでリストラに関する報道があり、それに対して同社は正式に「事実無根」とのコメントを発表しました。ASUSはこの9月に、スマホとゲームPC部門から約100のポストを削減、スマホ部門の分社化を進めていると、台湾電子時報や騰迅科技などの海外メディアが伝えました。

 台湾電子時報が伝えた業界関係者のコメントによると、ASUSがスマホ部門の分社化を検討してから、既にある程度の時間が経っており、この計画は今のところ討論中の段階であり、確定はしていないそうです。

 また最近の台湾メディアの報道によれば、ASUSは大規模な人員削減を準備しており、そのうち電子ゲーム部門の半分を削減、少なくとも300名の職員に影響し、また、スマホ部門とノートPC部門も人員が削減されるそうです。

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 しかしASUSはこれらの報道を否定、社に重大な変化があれば、すぐに発表するとしています。

 その後、台湾電子時報は電子サプライチェーン関係者のコメントとして、9月に、ASUSは既にスマホ、ゲームノートPC部門から100以上のポストを削減、影響を受ける職員は他の部門に移るか、特殊退職金を受け取るか選ぶことになっている、と報じています。関係者いわく、ASUSによる今回の人員削減は、台湾の全職員の1%に満たないそうです。

 ここ数年、全世界の個人パソコン市場は縮小を続けており、パソコン大手メーカーの競争ステージにも変化があったといいます。HP、レノボ、Dellが第一集団を構成、この3社がシェアの6割を独占しているとのことです。

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 ASUS、acer、Appleは個人PCの第二集団に位置付けられており、この集団の市場シェアは大暴落、しかも台湾のASUSとacerは下落幅が最も深刻なメーカーだといいます。

 PC産業の衰退に直面し、ASUSは戦略を転換、新製品領域として、スマートフォン、ゲームノートPC、ゲームハードなどの製品を掲げていました。

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 しかしスマホ市場では、ASUSはアジア、アフリカ、ラテンアメリカなどの発展途上国に重点を置いていたものの、ご存知のとおり小米、華為、OPPO、vivoなどの中国大陸ブランドと比べれば競争力不足。

 これまでASUSのスマホが最も力を入れていたインド市場でも、ASUSは5強に入り込むことができず、Samsungと中国大陸4ブランドにその座を奪われています。

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 ASUSは昨年のスマホ販売台数目標を2千万台としていたそうですが、その目標には遠く及ばなかったそうです。スマホ市場に参入するのが遅かった、特に過去数年の中国大陸や発展途上国でAndroidスマホが爆発的に普及したチャンスを逃したのが致命的であった、と伝えられています。

 なお、スマホではacerも製品をリリースしたものの、今では存在感はまったくないと指摘されていました。

 いまのところ、ASUSから正式な発表はありませんが、本業のPC、新戦略のスマホともに、惨澹たる戦況にあるのは、間違いないようです。