サムスンの折りたたみ画面技術が中国に漏洩。韓国で9人起訴

huawei-samsung-galaxy-logo

 「折れ曲がりディスプレイ」搭載スマホの開発競争で各社たけなわ、とても盛り上がっていますが、サムスンの技術資料を中国メーカーへ売却した容疑で、韓国企業の社員9名が起訴されたと、美国之声(「アメリカの声」、米国政府運営の対外謀略報道機関)が11月29日に報じました。

 韓国の検事が11月29日に明らかにしたところによると、韓国の検察機関は9人の韓国人を起訴。起訴理由は、彼らが中国のある企業へサムスン電子社の柔軟性ディスプレイ技術を漏洩していた件だそうです。また、韓国水原区検事局によると、この9人はいずれも韓国の同一サプライヤー企業、Toptec CoのCEO1名と社員8名である、とのことです。

Sponsored Links

 検察によるこの9人への起訴状には、今年のはじめ頃にサムスン社の有機発光ダイオード・ディスプレイの資料や、ペーパーカンパニーを設立し、サムスンディスプレイから取得したディスプレイ仕様と図面の関係資料を売却した件が含まれているといいます。韓国のこのサプライヤーは資料の一部を、155億ウォンで中国に転売したそうです。

 Toptec Coは容疑を否認しています。

 漏洩先の中国メーカーの名前は挙がっていませんが、Nikkei Asian Reviewなどが報じるところによれば、BOEのようです。

boe-logo

 BOEは中国国営企業が株主となっているディスプレイ大手メーカーで、Huawei Mate 20 Proにも有機ELを供給しています。サムスンの折り畳み端末に挑戦すべく、Huaweiは来年初めに折り畳み式端末をリリースするためBOEと協力して準備を進めています。

boe-flexible-amoled

Sponsored Links

 サムスンディスプレイは、今回の起訴について「遺憾」の意を表明するとともに、より一層技術資料の保護に務めると表明しました。

 韓国は一定の技術領域で中国をリードする地位を保ちたがっているものの、そのリードしている幅は日に日に縮小しており、よって、知的財産盗取は韓国のもっとも切実な問題になっている。米国による中国との貿易戦での最重要内容はまさに、米国が中国に国家が支持する知的財産権の盗取を停止させることである。と、「アメリカの声」は結ばれています。