OpenAIは9月22日、推論モデル「GPT-6 Sol」「GPT-6 Luna」を公開しました。APIで提供するほか、CodexとChatGPT Workへの順次展開も始めています。
両モデルはPlus、Pro、Business、Enterprise、Eduのユーザー向けに提供。FreeとGoのユーザーも、デスクトップアプリではLunaを利用できます。ChatGPT内での利用先はWorkとCodexで、通常のChatには追加されません。
Solは複雑なコーディングや、AIがツールを使いながら複数の工程を進める作業向け。一方のLunaは、範囲の明確なタスクを大量に処理する用途に適したモデルと説明しています。両モデルとも、テキストと画像を入力し、テキストを出力できます。Codexではモデル選択メニューから切り替えられます。
今回のモデルは低いコストでもより高い性能を発揮することに注力しているように見えます。

たとえばOpenAIの公式比較で、複雑なソフトウェア開発を評価するDeepSWE v1.1では、推論設定をmaxにしたGPT-6 Solのスコアは68.8%。同じmax設定のGPT-5.6 Solは72.7%で、新モデルが3.9ポイント下回っています。この比較では1タスクあたりの費用も約58%下がっており、安く処理できるようになっています。

Xでも、NIK氏やWes Winder氏がSolの前世代に対する成績低下を指摘。値下げは認めつつ、新世代モデルとしての性能向上に疑問を呈しています。
もっとも、OpenAIは別の開発評価であるFrontierCodeでの改善や、事実に関する誤りの減少も報告しています。
API料金は前世代から引き下げ。入力が27万2000トークン(AIが文章などを処理する単位)以下の場合、通常料金は100万トークンあたりSolが入力2ドル(約315円)、キャッシュ済み入力0.20ドル(約31円)、出力10ドル(約1574円)。Lunaは入力0.10ドル(約16円)、キャッシュ済み入力0.01ドル(約1.6円)、出力0.50ドル(約79円)です。
OpenAIの料金表で同条件のGPT-5.6世代と比べると、Solは入力・キャッシュ済み入力・出力のすべてが半額。Lunaも入力とキャッシュ済み入力が半額となり、出力は約58%安くなっています。API上の主な仕様は以下の通り。
| 項目 | GPT-6 Sol | GPT-6 Luna |
|---|---|---|
| モデルID | gpt-6-sol | gpt-6-luna |
| 入力 / 出力 | テキスト・画像 / テキスト | テキスト・画像 / テキスト |
| コンテキストウィンドウ | 105万トークン | 105万トークン |
| 最大入力 | 92万2000トークン | 92万2000トークン |
| 最大出力 | 12万8000トークン | 12万8000トークン |
| 知識の基準日 | 2026年4月20日 | 2026年5月18日 |
| APIの推論設定 | none / low / medium / high / xhigh / max | none / low / medium / high / xhigh / max |











