ニンテンドースイッチ、OSはFreeBSDベースと判明。プレステ4と同じ

掲載日時: 2017/03/04(土) 19:11

 任天堂の最新ゲーム機「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」のOSには、Free BSDが用いられていることがわかりました。

 これはニンテンドースイッチの設定画面にある知的財産の表記から確認できます。

 知財表記から、ニンテンドースイッチのOSはFreeBSDカーネルのフォークと考えられます。

(Free BSD Kernel)

 何もこれはニンテンドースイッチに限った話ではありません。ソニーの家庭用ゲーム機PlayStation 4に採用されている「Orbis OS」は、FreeBSD 9.0ベースで開発されています。このほか、同じく携帯ゲーム機であるPS Vitaのライセンス表記にもFreeBSDとNetBSDが確認できます。

 OSをLinuxで開発する場合、GPLライセンスでソースコードを公開する義務も出てきますが、BSDライセンスならばそれを回避することができるので、ゲーム機や家電製品が採用しやすいという事情があります。

 このほか、ニンテンドースイッチはAndroid Open Source Projectが開発したLibnfc-nciを組み込んでいます。

(AOSPのlibnfc-nci)

 ニンテンドースイッチのコントローラー「Joy-Con (R)」には、NFCチップを搭載。周辺グッズである「amiibo(アミーボ)」と連携できます。このNFCを制御するために組み込まれているのでしょう。Wii Uではフィギュアやカードの形状をしたamiiboを購入し、タブコンのNFC内蔵部にタッチすることで、ゲーム内にそのキャラクターを登場させることなどができました。

 WebブラウザーについてはAccess社製の「NetFront Browser NX」を採用。ショップやSNS連携画面に用いられており、記事執筆時点では単独のブラウザーアプリとしては提供されていません。アカウント連携画面からログインを迂回し、TwitterとFacebookを閲覧することができます。

 ただしTwitter / Facebook / 任天堂以外のサイトを開くことは現時点ではできないようになっています。

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