α7 Ⅲと行く北海道の旅
掲載日時: 2019/10/12(土) 07:21
私事ですが、8/13なら8/18まで北海道へ旅行へ行っていました。本来ならばすまほん!!でこのような記事は掲載されないのですが、いろいろテクニックを駆使した話をしたところ「記事でまとめてみてよ」という流れになり、皆様の参考になるかどうかはわかりませんが、まとめさせていただきます。初めに申しておきますと、めちゃくちゃ長いです。
Index
旅の概要
概要を説明します。今回は友人1人と僕の2人で行きました。訪れる予定地として、旭川、知床、函館、小樽、札幌の5ヶ所を5泊6日で巡る旅。6日目は飛行機で帰るだけですが、それ以外は常にエンジョイ!楽しむ予定です。ただ北海道に詳しい方ならおわかりだと思いますが、1か所移動距離がおかしいところがあると思います。知床です。
このプランを北海道出身の人や旅行に行ったことがある人に相談したところ「狂ってる」「今からでも知床はやめたほうがいい」「めちゃくちゃ遠いぞ?舐めてるのか?」などいろいろ言われました。そんなことは100も承知。地理が大好きな私としても十分知っており、仮に知床から函館まで結んだ場合約700kmにも及ぶ長距離になります。
私が小学生の頃に世界自然遺産に登録された知床。当時から地理や社会が好きだった私が読み漁っていたのが、社会の授業で配られた資料集(ローカルルールじゃないよね?)でした。その中に比較的新しい世界自然遺産、知床の情報がたくさん掲載されており、その壮大な大地のスケール、人間の手が加えられていない自然が観れると知り、いつか知床に行くぞと思っていました。
しかし今回のプランでは西側がメイン。ましてや距離700km。流石に楽しい旅行でそんな辛い長距離運転をさせるわけにはいかないよな、と思い断念する意思を一緒に行く友人に伝えたところ「どうしても行きたいんやろ?なら行くしかないやん」と押され、感謝の思いで旅行のプランを組み立てていきました。
プランを練るにあたって
今回の総走行距離を概算したところ、2000kmはいかない程度と判断しました。私は仕事で大阪東京間を一人で運転することもあり、車の運転には慣れているほうですが、友人は長距離運転の経験は少ないが、運転は好きでよくレンタカーを借りているようでした。ペーパードライバーということではないと判断。
なので、休みは何回でも取っていいので事故なく違反なく安全に行こうと出発から到着までの時間を全体的に1?2時間の余裕ができるよう作っていきました。時間の算出にはYahoo!カーナビを利用しました。
飛行機は全日本航空(ANA)を選びました。理由は私がANA派なので。最近の飛行機はiOSで提供されているWalletアプリで飛行機に搭乗できるので、紙のチケットを持ち歩く必要もなく、無くす心配もありません。また、電子チケットなので搭乗ゲートは前日に通知でお知らせ。遅延情報もすべて反映されます。友人は幸いにもiPhone XRだったのでチケットはAirDropやメール、メッセージで簡単に送れます。
ホテルは全て楽天トラベルから予約。領収書や明細、そしてポイントが貯まるので後々計算が楽であること。そして当日支払いがいらないので、大きい現金も持ち歩く必要なし。
レンタカーにはタイムズレンタカーを選択。普段カーシェアでお世話になっているので、当日はピッとGOが利用できます。ただ友人は会員ではないので、今回はピッとGOは利用せず。ただそれでも説明が省ける上、ポイントも貯まるし安いプランもあったのでタイムズでいいと判断しました。
車の選択
北海道を旅行するにあたり、一番大事なのは運転です。運転ができない、苦痛になってしまえばこのプランは頓挫してしまいます。そうならないよう、しっかりと対策を練ることにしました。
Sponsored Links
晩ごはんには魚介類が食べれる居酒屋へ。ホッケの刺し身を頂きました。ホッケといえば開きで干したものしか食べたこと有りませんでしたが、刺し身めちゃくちゃ美味しいですね。虜になりそうでした。写真はISO 2500 F4 1/80ですが、ノイズも目立たず綺麗だと思います。
イカ刺しは新鮮でお皿に乗っている状態でもうねうね動いていました。動いているイカを食べるのは初めてだったので、ちょっとびっくりしましたがめちゃくちゃ美味しい!!と感動していました。そして食べた後に写真を撮ることを思い出し、パシャリ。カメラ向いてないな、とつくづく感じますが美味しかったので何でもOK。だよね。
この写真はISO 4000ですが、うーん、綺麗。F4でも望遠端で撮ってしまえばOK!日常で使うならSEL24105G一択だな??と思います。
4日目
予定どおり、6時にホテルを出発する……予定でしたが私が低血圧で体調が悪く、30分ほど遅れて出発。更に運の悪いことに台風が北海道へ近づき、私達がいる北海道の西側も強風域に入ってしまいました。雨風が強い状態でしたが、予定どおりのスケジュールで小樽市内に到着。
これが小樽運河かあ??とよく見るスポットを確認。台風が近づいていなければ空と草木に覆われた倉庫が綺麗に映えるんだろうなあ。そして夜も綺麗なんだろうなあ。といろいろ思いつつ昼食を探します。
雰囲気をぶち壊すタイムズレンタカーの文字 。
いろいろ巡ったものの、天気が悪くなり写真が撮れず……。そんな中、手宮線跡地を散策しているとバスのドライバーさんが「あっち行くと寿司の通りあるから行くといいよ」と聞き、寿司を求め探索。
味覚が子供なので、高級な食べ物ってなんであんなに量が少ないのだろうと不思議でしたが、高級な食べ物ってたくさん食べなくても少しで満足感がある、とこの旅で学びました。函館でもうにといくらは食べましたが、また違う美味しさがありよかったです。
この店、店内が非常に暗く、スマホで撮影していた観光客の人たちは暗くて撮れないと苦戦していましたが、α7 Ⅲなら高感度もなかなか優秀なので、ISO 12800で撮影してもブログやSNSレベルなら全く問題ないと思います。
寿司を食べて満足したら、先程のバスのドライバーさんが言っていたパノラマ展望台へ行くことに。
Sponsored Links
パノラマ展望台へ行くとぽつんとある灯台がいい感じに味のある景色で良かったです。ただ台風のせいで風がものすごく強く、体を預けれるくらい強い風でした。ただ悲しいことにカメラも潮風に吹かれてしまったので、ちょっとショック。
そして雨の中札幌市街地へ移動。小樽を15:30くらいに出発して17時半くらいにつきました。ちょっと遅いのは道を間違えてぐるぐるしてしまったからです。
晩ごはんには札幌名物の味噌ラーメン。バターにコーンも入った北海道感あふれるメニュー。
晩ごはんを食べたら札幌で有名なテレビ塔へ。展望台から夜景を……と思いましたが台風の影響で展望台のエレベーターが稼働停止、とのこと。つくづくツイてないと実感します。
外観は東京タワーみたいで綺麗でした。ISO 800 F6.3 1/40で撮影。もちろん手持ちで撮影しました。晴れていたら三脚立てて車のライトと被せたかったなあ……。
帰りにすすきのへ寄って定番スポットで撮影。台風の雨の中で撮ったので雨粒がレンズについてしまう……。うーん、実に運が悪いなと実感します。
そして4日目の今日はRISING SUN1日目が開催予定でしたが、台風の影響で1日目は中止に。2日目はどうなるか心配でしたが、公式より無事開催されるアナウンスがあり一安心。2日目は昼過ぎからなので、午前中はテレビ塔へリベンジすることにしました。
5日目
5日目は札幌市内を散策の後に石狩で開催されているRISING SUNへ向かいます。
昨日の夜みたテレビ塔とは変わって、割と自然の中にあることにびっくり。都市の中の公園が大きい。大阪のてんしばを思い出します。今日は展望階へ行くことができたので、チケットを購入してレッツゴー。
北海道の都市部は碁盤状になっているので遠くまで綺麗に見渡せます。
Sponsored Links
京都も碁盤のように町並みができていますが、札幌はそれよりも遥か先までまっすぐ綺麗ですね。広角レンズで撮るとめちゃくちゃ気持ちいいです。
もちろん望遠で圧縮してもきもちいいです。道の先に山が広がるのも札幌らしさ。でもどことなく京都っぽい。
最近のフェスはチケットが電子化されていてめっちゃいいですね。便利です。スマホ1台でサクッと入れます。そして友人にチケットを簡単に渡せるのも良くできています。
駐車券も電子化されています。こちらはLINE TICKETで購入しました。LINEで完結するのはいいのですが、探しにくいのが問題点。でも試みには拍手を送りたい。
RISING SUNに関しては、よかった。よかった……。とだけ。多くは語りません。よかったです。
駐車場がいい感じに暗かったので星が撮れるかな……?と思い挑戦しましたが、あっけなく撃沈。フェス会場が明るすぎるのがよろしくないですね。
6日目
朝6時過ぎに札幌市内を出発。昨日RISING SUNで聞いたアーティストの楽曲を聞きながら、この5日間の思い出いろいろ語り新千歳空港へ向かいました。
帰りの便は9時30分発で、8時過ぎに車をタイムズレンタカーへ返却。1時間前には手荷物を預けて検査場も無事通過。新千歳空港発は混雑もなくスムーズでした。ただ、疲労が限界に来ていたこともあり、写真が1枚もないまま帰宅。そしてそのまま夜まで爆睡。翌日の仕事に備えてアラームをセットしてそのまま就寝。
帰ったらやること
メンテナンス
α7 Ⅲが潮風に吹かれて、雨の中使い、レンズガンガン交換した結果、一部撮れないセンサーダストや、レンズの汚れが目立つようになりました。
Sponsored Links
そのため、自宅に帰宅したのちにソニーストアでセンサークリーニング+レンズクリーニングに出しました。3日ほどの預かりでめちゃくちゃ綺麗になって帰ってきました。PLフィルターやレンズフィルターもつけたまま預けたらフィルターも綺麗になって帰ってきました。これで3000円とレンズ2本目からは+500円は安いですね。特にセンサーダストは笑ってしまうくらい汚かったです。旅行の後のメンテナンスは大事です。
バックアップ
データのバックアップも大事です。せっかく大事な旅の思い出を写真や動画におさめても、ふとした瞬間に消してしまったり……。事故を減らすためにも真っ先にバックアップを取っておきましょう。
補充
旅行中で紛失したモノや消費したクリーナーなど確認して再度補充をしましょう。カバンの中を再度確認すると、充電ケーブルがなくなってたり、充電器がなくなったりするかも知れません。なお私はGoProのマウント部分をなくしました。つらい。
反省点
はたから見れば十分楽しめた旅行だと思いますが、自分としては最大の反省点としてドローンが一切飛ばせなかったのが大きい反省点です。飛ばそうと思っても許可が必要だったり、飛ばしてもOKでも天気が悪く飛ばせず。と事前調査不足が最大の反省点です。
また、友人に気を使って自分が率先して運転してしまい写真がほとんど撮れずで終わってしまったのもちょっともったいなかったなあ。と反省。流行りのVlogを作ろうとOSMO Actionで撮影していたのですが、寝ぼけて取り込み前にフォーマットしてしまう大失態。それ以降撮る気力を失ってしまい、動画撮らずに写真のみになってしまうもったいなさ。いろいろスケジュールを詰め込み過ぎたが故の疲れがあちこちに現れてしまいました。
α7 Ⅲを旅で使ってみて
ボディが軽量なので、肩から長時間ぶら下げていても苦にならないのはいいところ。そしてこんなにコンパクトなのに、素晴らしい写真が撮れる。そして十分な高感度耐性。レンズもこのSEL1635ZとSEL24105Gがあればおおよそ困ることはありませんでした。また、防滴なので雨だろうが気にせず写真を撮れるのもα7 Ⅲのいいところ。
そしてデュアルスロットで、動画と写真を分けて保存できます。これも写真と動画を併用するユーザにとっては大事な機能。写真と動画がごっちゃになると、取り込み時に少し手間がかかりますが、スロット1は写真、スロット2は動画とそれぞれのSDに割り振って保存ができるので、写真のSDはLightroomで読み込み、動画のSDは手動で取り込んで編集。と用途に応じて使い分けれます。
α7 Ⅱとは比べ物にならないバッテリー持ちも大事なポイント。α7 Ⅱを利用して感じたのはバッテリーの持ちの悪さ。
Sponsored Links
普通に使っていたら夜にはなくなってしまい、予備バッテリーが必要になってしまいますが、α7 Ⅲでは2日くらいは充電せず平気で使えました。旅行前に予備バッテリーの購入を検討しましたが、結局買わずで正解でした。また、充電もUSB Type-Cでできるので、最悪移動中にモバイルバッテリーでできるのも強いところ(USB PDには非対応)。
総括
スマホで撮るのも楽しいけどカメラでガッツリ撮るのも楽しいですよ?α7 Ⅲは昨年春に登場したカメラですが、人気モデルでなかなか値段が下がりませんでした。しかし最近ある程度出回ったのか、20万前後で入手できます。初めてのカメラならキットレンズも悪くないのですが、ステップアップとしてα7 Ⅲへ移るのならSEL24105Gは良いですよ。F4通しのレンズ、一度は持ってみたいですよね。
そして旅行に行くなら広角レンズは必須ですよね。引き込まれるようなダイナミックな画角、そして望遠端の35mmでスナップ写真も楽しめちゃいます。これもまたF4通しなのがいいですね。そしてカールツァイスのロゴ、T*コーティング、詳しくなくてもちょっとかっこいいな、と惹かれてしまう謎の魅力がSEL1635Zにはあります。
ソニー(SONY)(2017-11-25)
ソニー(SONY)()