Galaxy S20 / S20+ / S20 Ultraの特徴を徹底解説!
掲載日時: 2020/02/16(日) 21:55
先日開催された、Galaxy Unpackedイベントにおいて発表された「Galaxy S20/S20+/S20 Ultra」を徹底解説します。
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カメラ
Galaxy S20 Ultra
今回発表されたGalaxy S20シリーズの中で最上位ブランドの位置づけとなるのが「Galaxy S20 Ultra」です。
カメラは昨年モデル「Galaxy S10」から大幅に進化。メインカメラのセンサーとして1億800万画素のセンサーを搭載しました。1憶800万画素のセンサーサイズのおかげで、左側のように広角で撮影した写真でも、右側のようにズームしてもしっかりとディテールが残っています。
Ice Univerce氏は、元画像のたった1.2%の面積でもこれだけしっかりとした解像度の写真が撮れる、と述べています。
高画素センサーは暗所に弱いと思われがちですが、このセンサー「HM1」は9-in-1 Pixel Binning機能によって 1200万画素相当のセンサーになり、画素ごとのサイズが大きくなったようになるため、「画素ピッチの小さいセンサー」から暗所に強い「画素ピッチの大きいセンサー」へと生まれ変わります。Samsungはこれを「Bright Night」センサーと命名。
左側はGalaxy S10で撮影した画像です。9-in-1 Pixel Binning技術によって、Galaxy S10の2.9倍のセンサーサイズを暗所撮影に生かすことができます。
実際にYouTuberのレビューで確認してみます。確かに、iPhone 11 Pro MaxやGalaxy Note10+よりもディテールがはっきりと、明るく映っている印象を受けます。
光学10倍ズームに4800万画素のセンサーを搭載し、ロスレスズームは最大30倍まで可能に、そしてデジタルズームによって100倍まで拡大することができ、「Space Zoom」と名付けられています。
100倍ズーム、肉眼では全く見えないところをとらえてしまうので、とてもすごいです。基本的に、ある程度近いところにあるものを大きく映すことや、遠くに何があるかを確認するのには最適だと思います。
以下はIsa does tech氏が投稿したビデオからのものですが、左側の写真では全く分からない人の存在が、100倍ズームによって確認できます。ズームしたときに左上にある、どこをズームしているか示してくれる機能、便利ですね。
この望遠レンズは「FOLDED LENS」と名付けられたペリスコープ式カメラを採用し、光学式ズームの倍率拡大に貢献しています。
Galaxy S20/S20+
今回の2機種の注目ポイントは望遠カメラ。光学3倍ズームに6400万画素の高画素センサを組み合わせ、筆者推定最大12倍のロスレスズームを実現。デジタルズームの最大は30倍です。下の写真は30倍ズームで撮影された画像です。若干ノイズが入ってしまっているものの、ほとんど画質を落とすことなく撮影できています。
Ice Univerce氏はこのカメラを、「Galaxy S20 Ultraの108MPカメラに相当する」と述べています。
両機ともにメインカメラは1200万画素に留まっています。
共通ポイント
1200万画素の超広角カメラを搭載。昨年モデルに引き続き、「人間の視野と同等」の画角を捉えます。S20では、S9シリーズ以降搭載されてきた可変絞りのデュアルアパチャー機能が廃止されました。
「SingleTake」と呼ばれる機能では、10秒ほどの動画をすべてのカメラで同時に撮影し、そこからAIが自動的に写真やショートクリップを切り出してきてくれる機能です。
今回のUnpackedイベントは、すべてGalaxy S20を用いて配信されていたとのことです。
その配信中に私が感じた正直な感想がこちらです。ただ、画質やノイズなどの部分はカミングアウトされるまで全く分からなかったので、今後の改善に期待が持てます。