Nothing Phone (2a)日本登場！FeliCa/Dimensity 7200 Pro/120Hz可変駆動で4万9800円から

　Nothing Technologyは3月5日（現地時間）、新型スマートフォン「Phone (2a)」を発表しました。日本では3月末発売予定で、すでに予約も始まっています。

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　Nothingのスマートフォンといえば、「Glyphインターフェース」。内部が見える透明の背面パネルとライトを組み合わせたそれは、もちろんPhone (2a)にも引き継がれています。

　背面上部には円形のNFCアンテナを配置し、その中心部にカメラユニットを、周囲に3つの線状ライトを搭載。ライトはこの3基のみで、背面全体にライトを配した「Phone (1)」「Phone (2)」に比べると、やや控えめな印象です。

　カメラは横並びに2つ搭載。過去にPhone (2a)の画像がリークされた際、ネットでは「豚の鼻」など批判的な声もありましたが、感じ方は人それぞれ。本体カラーがブラックとミルクの2種類なので、どちらを選ぶかによっても見え方は変わってくるでしょう。

　背面下部はわざと左右対称を崩したデザインで、USBやSIMスロットとマザーボードを繋ぐ配線のカバーを、アラビア数字の「2」をかたどった形に配してあります。

　本来なら先行モデルの「Phone (2)」に採用すべきデザインですが、同機はワイヤレス充電のコイルを搭載する関係上、パーツ配置は不可能。有線充電に機能を絞ったPhone (2a)だからこそ、実現できたデザインと考えてよいでしょう。

　ディスプレイは6.7型のAMOLEDを採用で、解像度は1084 x 2412px。最大輝度は1300ニト、リフレッシュレートは30〜120Hzの可変式となっています。フラッグシップモデルには敵わないものの、実用上は十分なスペックです。

　SoCはこれまでのQualcomm製から一転し、MediaTek製の「Dimensity 7200 Pro」を搭載採用しました。こちらはハイエンドというわけではないものの、負荷の大きな作業でなければ十分対応できる性能をもっているチップです。

　実行メモリと内蔵ストレージの組み合わせは、8GB＋128GBと12GB+256GBの2種類を用意。両者の価格差は6000円とそこまで大きくないので、メイン機として使うなら12GB+256GBモデルがお薦めです。

　リアカメラは先に触れたとおりの2眼構成。どちらも5000万画素で、メインカメラはOISやオートフォーカスを搭載、サブカメラは114度の超広角仕様となっています。

　インカメラはパンチホール式で、ディスプレイ上部中央に1基のオーソドックスな構成。画素数は3200万画素です。

　Wi-FiはWi-Fi 6（802.11 ax）、BluetoothはVer.5.3に対応し、2024年3月時点では必要十分な性能を備えています。

　SIMカード規格はnanoSIMでデュアルSIMにも対応する一方、日本でも普及が進んできたeSIMには残念ながら対応していません。価格帯を考えると仕方がない部分もあるとはいえ、メーカー側にはもう少し頑張って欲しかったところです。

　CEO曰く日本版はFeliCaにも対応します。

　バッテリーは5000mAhの容量で、このサイズのAndroidスマホとしては標準的なスペックとなっています。

　充電は有線のみ対応で、最大出力は45W。最短充電時間は50％までなら23分、満充電なら59分です。出掛ける前に充電忘れに気付いてもリカバリーしやすいのは、ユーザーとしては嬉しいポイントといえるでしょう。

　防塵防水に関してはIP54等級で、塵や埃には比較的強い一方、水への耐性は飛沫に耐えられる程度です。台所や風呂場、あるいは水辺のアウトドアで使う際は、市販の防水ケースにしまうなど、水対策をしておくことをお薦めします。

　価格は8GB+128GBモデルが4万9800円、12GB+256GBモデルが5万5800円。3月6日現在、同社サイトで予約受付中です。

　12GB+256GBモデルは3月末より順次出荷予定、8GB+128GBモデルは出荷時期未定で、同社は後日改めて発表するとしています。