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OPPO Find X10、新型ディスプレイ基材を採用する可能性

OPPO Find X10、新型ディスプレイ基材を採用する可能性

 未発表のOPPO Find X10シリーズは、色再現と光のスペクトルを同時に見直した新型ディスプレイを採用する可能性があるそうです。

 中国のリーカーDigital Chat Station(数碼閒聊站)によると、OPPOは共同開発した新しい「護眼基材」を採用し、BT.2020の超広色域に対応。「業界最高の有益な赤色光」と「業界最低の有害な青色光」を実現し、長時間の画面閲覧による目のしょぼつきや疲れを和らげると主張しています。

 DCSはさらに、OPPOの新しい「ディスプレイ二重生産ライン」によって、ベゼルが細くなり、表示の透明感も高まると説明。他社も同様の画面特性を研究しているものの、製品への投入は2027年になるとの見方を示しました。

 OPPOは既にFind X9世代で、自社開発のディスプレイ二重生産ラインとDisplay P3チップにより、パネルごとにサブピクセル単位で校正する仕組みを採用しています。今回の情報は、Find X10でこの仕組みをさらに進めるという内容だと言えそうです。

 BT.2020は、国際電気通信連合が超高精細テレビ向けに定めた色の基準です。一般的なDCI-P3より広い色域を扱えます。BT.2020が規定する赤の原色は、CIE色度座標上で単色光の約630nmに相当します。投稿だけでは、BT.2020の映像信号を扱えるという意味なのか、実際の表示色域を高い割合でカバーできるという意味なのかも判然としません。色域カバー率や色の正確さは、製品版の実測を待つ必要があります。

 Android Authorityは、「有益な赤色光」という表現が、英ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンのGlen Jeffery教授らによる2021年の研究を指している可能性に言及しています。

 ただし、「有益な赤色光」という表現は慎重に受け取る必要があります。赤色光が加齢による色の見え方を一時的に改善したという小規模な研究はありますが、スマートフォンを見た際の目の疲れが減ると確認したものではありません。研究用の強い光と、スマートフォンの画面では条件も大きく異なります。

 青色光を抑える技術自体は実在しますが、スマートフォンの青色光が目を傷めるという確かなエビデンスはありません。画面を見て目が疲れる主な理由は、瞬きの減少や近距離を見続けることなどとされています。

 Find X10の新型ディスプレイが、広色域化や色の正確さ、ベゼルの細さに効果を発揮する可能性はあります。一方、赤色光による「護眼効果」については、「実在する研究を無理に製品へ結び付けた疑似科学的なマーケティング」に繋がる可能性も考えられるので、宣伝文句にはちょっと警戒して見ておくのがよさそうです。

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