ソフトバンク、他社の格安プランに追従しない方針。

掲載日時: 2017/08/08(火) 08:00

 ソフトバンクグループの第1四半期決算説明会が行われました。

 国内市場における通信事業の営業利益が、前期比で9%減になったことが判明しましたが、あくまで各種販促策や顧客還元策、1GBプラン導入などといった「先行投資」によるものであり、来年、再来年には健全な成長に繋がっていくとの認識を示しました。

 さらに純増数も増え、解約率も低下しているなど、好調であることをアピールしました。

 質疑応答においてNTT docomoの「docomo with」やKDDIの「auピタットプラン / auフラットプラン」に対抗する意思があるのか問われ、宮内謙社長が回答しました。

 「現在のところは全く考えていない。なぜかというと先程もプレゼンしたようにワイモバイルも好調で、ソフトバンクモバイルもスマホデビュー割で数字は伸びており、ここ一ヶ月様子を見たが全く影響はないということ。Y!mobileブランドとソフトバンクブランドの差別化がうまく演出できている。ユーザーにフィットしており、今のところ変える方向性はありません」

 孫社長自らも「分離ということで、値下げには実態としてはなっていないのではないか。ユーザーが特段そちらに多く流れ込んでいるという風には認識していないので、必要ないと考えている」との考えを述べました。ソフトバンクが追従することは無さそうです。

 そもそも、ソフトバンクは追う側ではなく追われる側と言えます。Y!mobileは今や単独の会社ではなく、ソフトバンクグループの看板の一つに過ぎません。Y!mobileでは、通信料からの割引がなく、端末代金と通信プランが分離された選択肢が多く用意されています。各社の分離プランはここに対抗する思惑もあります。KDDIの新プランも最低通信料金は1980円、契約後に1000円上昇、端末購入による通信料からの割引がないなど、そもそもY!mobileを露骨に意識し追従したものです。他社が追いついてきたから特に追う必要がない、というのがソフトバンクの考えるところなのでしょう。

情報元SoftBank

おすすめ記事

何が出るのか教えて!シャオミ日本新機種、「Ultra」だけではない伏兵が存在か?

2024-04-29 23:58:57會原

Mi MaxXiaomiXiaomi 14 UltraXiaomi Pad 7 MaxXiaomi SU7 Max

シャオミは、X(Twitter)にて連日ティザーを投稿。このなかで、中国Weiboで使用したXiaomi 14 Ultraのティザー画像が存在しており、もはやXiaomi 14 Ultraの登場は確定的となっています。一方で、他のティザーも気になるところ。モニターなどスマホ以外の製品のものと思われるティザーも含まれていますが、スマホの可能性が高そうなものも。「最先端の超高速充電」とあることから、こ...

【朗報】Android 15は新しい「強制ダークモード」対応かも

2024-04-29 00:38:35會原

Android 15ダークモード

ダークモードがさらに広がりそうです。9to5Googleが伝えています。UIを黒基調にするダークモードは数年前にようやく定着しましたが、依然として非対応のアプリがあります。Android 15では、アプリにダークモードを強制するための新しいオプションがあるとのこと。Android 10から、GoogleはAndroidアプリで開発者オプションとして「フォースダークのオーバーライド(強制ダークモード...

メタ、VR/ARデバイス向け「Meta Horizon OS」発表。ASUSやレノボが採用、「メタバースのAndroid」になれるか?

2024-04-24 12:46:18riku

ASUSLenovoMetaMeta Horizon OSMeta Quest Software

Metaは、同社のMeta Questシリーズに搭載しているMeta Quest Softwareを拡張し、新たに「Meta Horizon OS」としてサードパーティーのハードウェアメーカーに解放することを発表しました。Metaによると、「Meta Horizon OS」は、利用者により多くの選択肢を、開発者により大きなエコシステムを提供するとのこと。同OSを搭載したデバイスとして、既にASUS...

無限装着快感。完全無線イヤホン「HUAWEI Free Clip」レビュー

2024-04-21 20:52:41Jiyoung

HuaweiHUAWEI FreeClipTWSレビュー完全無線イヤホン

ずっと気持ちよく付けていられる一台!HUAWEIの完全無線イヤホン「HUAWEI FreeClip」。開放型のイヤホンで、イヤーカフ型の形状を採用という非常に興味そそられる製品です。実際に購入ししばらく使ってみたのでレビューをお届けします。HUAWEI FreeClipの特徴HUAWEI FreeClipの特徴は以下のとおりです。開放型の完全無線イヤホン耳を塞がずに使える左右関係なく装着できる重量...

カテゴリー