1台2役!モバイルバッテリーと2ポート充電器が合体したAnker PowerCore Fusion 5000レビュー

掲載日時: 2017/11/08(水) 08:25

 モバイルバッテリーでも2ポート搭載の製品が増え、複数デバイスの充電が捗るようになりました。しかし、出張や旅行などで充電するときに困るのが、モバイルバッテリーの充電。USB ACアダプタを一緒に持ち歩くことになりますが、筆者が外泊時に利用しているのはiPad用でついてくるアダプタ。そのため寝る時に充電できるのは1台ですので、複数台持ち歩く筆者にとって問題点でした。

 今までAnkerの5ポートを外泊時に使っていましたが、外泊では大きすぎる上、ACケーブルも必要なのでややかさばるのがネックでした。荷物もコンパクトになって、2ポート同時に充電できる、Anker PowerCore Fusion 5000の紹介です。

モバイルバッテリーと充電器のハイブリッド

 モバイルバッテリーとして普通に使えば2つ同時に充電できるモバイルバッテリーです。この製品が凄いのは、そのままコンセントに挿してしまえば、そこから電源を供給することができるということです。つまりは2ポートのUSB AC充電器に早変わりするのです。

 そして、モバイルバッテリー自体は、接続された機器の充電が完了したのちに充電が始まります。そのため、寝る前に接続して寝ていれば、2つのデバイスとモバイルバッテリーの充電が完了するのです。

 外泊用で5ポート充電器を使用していましたが、1泊2日なら5ポートもいらないのが実情です。これのおかげで今までモバイルバッテリーと5ポート充電器を持ち運んでいたのが、これ1台に減ったので荷物が少しコンパクトに。充電器のACケーブルもないのですっきりしました。

付属品

PowerCore Fusion 5000本体とmicroUSBケーブル、簡易的なポーチもついています。ポーチに入れていれば、移動中に他の製品が傷つく心配もなしに鞄にポイッとできます。

電池容量は?

 電池容量は5000mAhと標準的。公称ではiPhone 7なら2回、iPhone 7 Plusなら1回フル充電できるとのこと。1日一回使ってそのままホテルで充電すれば余裕で足りる容量ですね。個人的には多くもなく少なくもなく、ちょうどいい容量です。

大きさはどのくらい?

 筆者が使用しているiPhone 7 Plusと大きさを比較してみました。厚さは結構厚め、全体的にやや大きめという感じ。一緒に手に持って充電するには厳しい感じです。

 また同じく筆者が使用しているCheeroのモバイルバッテリー2種と比較してみました。白色の方が6700mAh、黒色の方は13400mAhの製品です。これらの製品と比較しても大きすぎることはなく、AC内蔵と考えればむしろ妥当なのではないかと思います。

QCは非対応

 一部Androidデバイスで対応しているQualcomm Quick Chargeには非対応となっていますが、2.1A出力(公称値)対応ですので、充電速度が遅すぎることもありません。普段使用ではそれほど問題なく利用できます。

Amazonのレビューにある問題に関して

 Amazonの低評価レビューで挙がっている問題があるので、紹介と共に筆者の使用感を紹介します。

・自然放電が酷い

 ★2~1で話題に挙がる問題ですが、現在1ヶ月ほど使用していますが、今のところ特に問題は発生していません。レビューの日付を見たところ、今年の夏以降にこのようなレビューが増えているので、夏以降に出荷された商品の初期不良率が高いかもしれませんので、その場合はAmazonやAnkerサポートへ連絡してみてください。

・本体の重さで揺れると外れてしまう

 本体の重量は189gと直接挿す充電器としてはヘビー級の重さです。そのため、電車やバスといった揺れのあるところでは使用が厳しいと思います。ホテルの机にあるコンセントでは問題ありませんが、壁のコンセントで使用したときはケーブルをちょっと引くと外れることがありました。

外泊時はこれと充電ケーブルでOK!

 従来は外泊時にはモバイルバッテリー、モバイルバッテリー充電用のmicroUSBケーブル、5ポート充電器、ACケーブルと持ち運んでいましたが、今ではこれとLightningケーブルのみになりました。鞄の中がコンパクトになった上、忘れ物をする可能性が下がりました。

 出張などはもちろん、急な外出でも対応できるのでそのような機会が多い人に大変オススメしたい商品です。サポートも安心のAnkerですので、問題があればメールで対応していただけます。カラーはブラック、ホワイトの二色から選べますので好みに応じてひとついかがでしょうか。

Anker
筆者が愛用している6ポート充電器です
詳しく読む

おすすめ記事

何が出るのか教えて!シャオミ日本新機種、「Ultra」だけではない伏兵が存在か?

2024-04-29 23:58:57會原

Mi MaxXiaomiXiaomi 14 UltraXiaomi Pad 7 MaxXiaomi SU7 Max

シャオミは、X(Twitter)にて連日ティザーを投稿。このなかで、中国Weiboで使用したXiaomi 14 Ultraのティザー画像が存在しており、もはやXiaomi 14 Ultraの登場は確定的となっています。一方で、他のティザーも気になるところ。モニターなどスマホ以外の製品のものと思われるティザーも含まれていますが、スマホの可能性が高そうなものも。「最先端の超高速充電」とあることから、こ...

【朗報】Android 15は新しい「強制ダークモード」対応かも

2024-04-29 00:38:35會原

Android 15ダークモード

ダークモードがさらに広がりそうです。9to5Googleが伝えています。UIを黒基調にするダークモードは数年前にようやく定着しましたが、依然として非対応のアプリがあります。Android 15では、アプリにダークモードを強制するための新しいオプションがあるとのこと。Android 10から、GoogleはAndroidアプリで開発者オプションとして「フォースダークのオーバーライド(強制ダークモード...

Qi2、液晶での電池残量表示対応!Anker MagGo Power Bank (10000mAh) レビュー

2024-04-24 19:56:54そっぷる

Anker MagGo Power BankQi2レビュー

AnkerよりQi2対応のモバイルバッテリーが発売されました。前回紹介したものは6600mAhですが、今回は10000mAhの大容量モデルです。それ以外にも違いがあるので紹介していきます。内容物はUSB Type-Cケーブルとモバイルバッテリー本体のみ。ワイヤレス充電面にはQi2対応を表すQi2のロゴが表記されています。背面には簡易的なスタンドが備わっています。スタンドは非常に簡易的なものですが、...

HUAWEI Pura70シリーズ発表!Pシリーズから名称が変更、Ultraはレンズがつき出る1型沈胴式カメラを搭載

2024-04-24 18:50:23ピュアセル

HiSiliconHuaweiHuawei Pura70Huawei Pura70 ProHuawei Pura70 Pro+

中国ファーウェイは、中国国内で同社最新フラグシップスマートフォンの「HUAWEI Pura70」「HUAWEI Pura70 Pro」「HUAWEI Pura70 Pro+」「HUAWEI Pura70 Ultra」の4機種を発表しました。 同社傘下のHiSilicon製SoCを搭載し、Pura70 Pro+/Ultraは衛星通信に対応。Pura70 Ultraでは1型センサーと可変絞りの沈胴式広...

カテゴリー