HUAWEI P50E 発表。スナドラ778G、5G非対応

掲載日時: 2022/03/22(火) 17:54

 Huaweiは、中国にてP50シリーズの廉価モデル、「HUAWEI P50E」を発表しました。多くの仕様がハイエンドスマホのHUAWEI P50と共通です。

パフォーマンス

 HUAWEI P50EはSoCにSnapdragon 778Gを搭載。本来このSoCはXiaomi 11 Lite NEやMotorola Edge 20といった5G対応機種に搭載されていましたが、米国のHuaweiに対する制裁措置を受け、5G機能は非搭載。

 メモリは8GB、ストレージは128/256GB。別途、Huaweiの独自規格で、nanoSIMサイズの小型メモリーカード、「NMカード」に256GBまで対応しています。

ディスプレイ

 ディスプレイはHUAWEI P50と同一の6.5インチフラットディスプレイ、フルHD+(2700×1224)の有機EL。10億色での表示に対応。

 画素密度は458ppi。タッチサンプリングレートは300Hzと比較的高い反面、リフレッシュレートは90Hzと、120Hz対応端末がそこそこ一般的になってきた現在では微妙に感じます。

カメラ

 カメラはHUAWEI P50とスペック上はほぼ同一で、5000万画素広角に1300万画素の超広角、OISに対応した1200万画素の望遠カメラの3眼。

 P50EとP50、両者の絵を分けるのは、それこそSnapdragon 888とSnapdragon 778Gに搭載されているISP(イメージシグナルプロセッサ)の違い程度かもしれません。

 インカメラは1300万画素。パンチホール式の単眼で、Huaweiが多く搭載していた高精度な顔認証には非対応。

その他

 OSはHuaweiが中国国内で展開、「全く新しいOS」と謳うAndroidベースのHarmony OS 2。そのほかにもNFCやIP68をサポート。バッテリーは4100mAhと小柄ではあるものの、66Wの急速充電に対応します。

 本体色はHUAWEI P50で用意されているObsidian Black、Cocoa Gold、Snow WhiteにGalaxy Blueを加えた4色。

 価格は4088元で、日本円にしておよそ7万6000円。Xiaomi 11T ProやZenfone 8などが競合機種となる価格ですが、スナドラ888搭載のP50(4400元)からの値段の下げ幅が1万円弱、というのは、さすがにコスパがよいとは言えないです。

スペック表

  Huawei P50E Huawei P50
OS HarmonyOS 2.0
SoC Snapdragon 778G 4G Snapdragon 888 4G
メモリ 8GB 8GB
容量 128GB/256GB 128GB/256GB
画面 6.5インチ
OLED
リフレッシュレート最大90Hz
6.5インチ
OLED
リフレッシュレート最大90Hz
カメラ 超広角:13MP、ƒ/2.2絞り値
広角:50MP、ƒ/2.2絞り値
望遠:12MP、ƒ/3.4絞り値
超広角:13MP、ƒ/2.2絞り値
広角:50MP、ƒ/2.2絞り値
望遠:12MP、ƒ/3.4絞り値
寸法 156.5 × 73.8 × 7.9 mm, 181g 156.5 × 73.8 × 7.9 mm, 181g
バッテリー 4360mAh 4100mAh
その他 最大66W急速充電対応
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