モトローラ、「moto g 5G/power 5G(2024)」発表。廉価モデルながらも120Hz駆動

掲載日時: 2024/03/26(火) 18:30

 Motorolaは、アメリカにてエントリーからミドルレンジのスマートフォン「moto g 5G(2024)」および「moto g power 5G(2024)」を発表しました。

moto g 5G(2024)

 moto g 5Gは、日本でいうところのmoto g53jに近いようなスペックを持つエントリースマートフォン。パフォーマンスはあまり高くなく、1年半前に登場したSnapdragon 4 Gen 1を採用。メモリは4GBで、最大4GBの拡張に対応しています。ストレージは128GB、1TBのmicroSDカードに対応しています。

 ディスプレイは6.6インチのHD+と解像度は粗いものの、リフレッシュレートは120Hzに対応。解像度を上げてリフレッシュレートを下げたほうが個人的には好ましいですが、滑らかな動作感が好きという人もいるでしょう。

 アスペクト比は21.5:9と表記されていますが、1612×720という解像度から算出したところ、20.15:9となりました。おそらく誤表記で20.15:9が正しいのでしょう。

 カメラは価格なりで、5000万画素メインと200万画素のマクロという2眼。実質単眼ですね。インカメラは800万画素。メインカメラ・インカメラともにFHD/30fpsで撮影できます。

 3.5mmイヤホンジャックを備え、生活防水に対応しています。Androidバージョンは現行最新の14。バッテリーは5000mAh。18Wでの給電に対応しています。生体認証は指紋認証と顔認証の両方に対応。

 本体色はセージグリーンのみ。背面はヴィーガンレザーで仕上がっており、安っぽさを感じないようになっています。

moto g power 5G(2024)

 moto g power 5G(2024)はmoto g 5Gより上位に相当するモデル。以前のmoto g powerシリーズはpowerを冠していないモデルに比べてバッテリー容量が多くなっていますが、現在は全モデルで5000mAhバッテリーを採用しており、本来の意味はやや形骸化しているようにも思います。

 SoCはDimensity 7020を採用。6nmプロセスを採用しているという点ではSnapdragon 4 Gen 1と変わりませんが、周波数の違いによってより高い性能を実現しています。メモリは8GBでさらに8GBの拡張に対応、ストレージは128GBで、moto g 5Gとは違ってmicroSDスロットは搭載していません。

 ディスプレイは6.7インチのフルHD(2400×1080)の液晶。リフレッシュレートは120Hzに対応しています。やっぱり本体下部のベゼルは分厚くなっています。

 カメラは5000万画素メインと800万画素超広角の2眼で、moto g 5Gと比べて実用的です。インカメラは1600万画素。メインカメラはFHD/60fpsで、インカメラはFHD/30fpsでの撮影に対応しています。

 バッテリーは5000mAh、30Wの急速充電に対応しています。同じくAndroidバージョンは14です。生体認証は指紋認証と顔認証の両方に対応。

 本体色は暗めの青と淡い紫のような色合いの2色のみ。同じくヴィーガンレザー調。

 

価格

 いずれのモデルともに、すでにT-mobileやAT&Tなど、米国内の通信事業者から購入可能。

 moto g 5G(2024)のSIMフリーモデルは5月より販売開始予定。価格は200ドル(3万円)を予定。moto g power 5G(2024)のSIMフリーモデルは3月29日よりMotorola.comやAmazonなどでも販売開始予定。価格は300ドル(4万5000円)となっています。

スペック表

moto g 5G(2024)

OS Android 14
SoC Snapdragon 4 Gen 1 
メモリ 4GB
容量 128GB
microSDカード対応
画面 6.6型 HD(1612×720)
120Hz
カメラ 5000万画素+200万画素マクロ
インカメラ 800万画素
電池 5000mAh,18W
寸法 164.4 x 75 x 8.2 mm,194g
その他 3.5mmイヤホンジャック 

moto g power 5G(2024)

OS Android 14
SoC Dimensity 7020 
メモリ 8GB
容量 128GB
画面 6.7型 FHD+ (2400×1080)
120Hz
カメラ 5000万画素+800万画素超広角
インカメラ 1600万画素
電池 5000mAh,30W
寸法 167.2 x 76.4 x 8.5 mm,201g
その他 3.5mmイヤホンジャック 
情報元Motorola

おすすめ記事

新型iPad Pro発表。M4、タンデムOLED、Apple Pencil Proのてんこ盛り

2024-05-08 01:05:05そっぷる

新型iPad Proが発表されました。サイズは11インチと12.9インチ改め13インチへやや大画面化。特筆すべきはこの圧倒的な薄さ。11インチは5.3mm、13インチはなんと5.1mmの薄さ。これはiPod nanoより薄く、Apple製品市場最薄の製品とのこと。ディスプレイには有機ELを搭載。しかし通常の有機ELではiPadの大きなディスプレイでは満足できる輝度を確保できませんでした。このために...

【超朗報】ついにドコモロゴ廃止!すっきり綺麗な「Galaxy A55 5G」が登場

2024-05-08 09:00:50會原

Galaxy A55 5GNTT docomoキャリアロゴドコモロゴ

サムスンがGalaxy A55 5Gを発表しました。取り扱いはNTTドコモとKDDIですが、なんと今作からドコモ版のキャリアロゴが廃止されました。au版同様、背面刻印はサムスンロゴ、FeliCaマーク、IMEIに。すっきり綺麗な背面となっています。...

Google Pixel 8a 正式発表。1ドル132円の世界へようこそ

2024-05-08 01:31:14會原

GoogleGoogle PixelGoogle Pixel 8a

Googleがスマートフォン「Google Pixel 8a」を発表しました。Aloe,Bay,Porcelain,Obsidianの4色展開。発売日は5月14日。販売価格は税込み7万2600円から。末尾aのPixel=廉価モデルに7万2600円は高いという印象を持つ人が多いと思いますし、実際Pixel 7aの当初価格6万2700円と比べると約1万円値上がりしています。ただし、今回のPixel 8...

無限装着快感。完全無線イヤホン「HUAWEI Free Clip」レビュー

2024-04-21 20:52:41Jiyoung

HuaweiHUAWEI FreeClipTWSレビュー完全無線イヤホン

ずっと気持ちよく付けていられる一台!HUAWEIの完全無線イヤホン「HUAWEI FreeClip」。開放型のイヤホンで、イヤーカフ型の形状を採用という非常に興味そそられる製品です。実際に購入ししばらく使ってみたのでレビューをお届けします。HUAWEI FreeClipの特徴HUAWEI FreeClipの特徴は以下のとおりです。開放型の完全無線イヤホン耳を塞がずに使える左右関係なく装着できる重量...

カテゴリー