
Googleは7月7日(米国時間)、Pixel向け月例アップデートの配信を開始しました。今回の更新には5件の修正が盛り込まれていますが、それでもなお、未解決の不具合や新たな報告が続いています。
目立つのはゲームのパフォーマンス低下です。Android 17安定版の展開後、「ブロスタ」や「クラッシュ・ロワイヤル」などでカクつきやフレーム低下が発生したとの声が出ています。
Pixel 8~10シリーズを中心に報告があり、7月アップデート後も改善しないというユーザーもいます。ただし、すべての端末で発生するわけではなく、原因は現時点で特定されていません。重量級に限らず、比較的軽いゲームでも症状が出るという不可解な現象です。
また、「かこって検索」がWhatsAppやTelegramなどを終了した後に意図せず起動する問題も7月中旬に浮上しました。GoogleのPixel Supportチームは一部ユーザーに情報提供を求めていますが、原因や修正時期は公式には未公表です。
レコーダーアプリでは、録音停止後にファイルがアプリ内にも本体ストレージにも見当たらないとの報告が7月上旬に相次ぎました。エラー表示なしに録音が消えるという厄介な症状ですが、全員に発生しているわけではなく、こちらも原因は不明のままです。
イヤホン装着時に「OK Google」と話しかけると、一瞬音量が跳ね上がって耳をつんざくという報告もあります。すぐ元の音量に戻るものの、耳元で鳴られてはたまりません。こちらはGoogleが問題を把握し、対応を進めているとされます。
Wi-Fiとモバイルデータの接続が不安定になるという報告も7月に入って再燃しています。Wi-Fiとモバイル通信を勝手に行き来する、モバイルデータが途切れるといった症状で、Pixelではアップデート前後に接続系の不調が繰り返し報告されてきた経緯があります。Googleは対処法として接続設定のリセットを案内しており、これで改善したというユーザーもいます。
そして最も深刻なのが、起動そのものに関わる問題です。
7月版の修正には、特定条件下でAndroidを読み込めない、またはブートループに陥る問題への対応が含まれています。Googleはこれとは別に、3月、4月、5月の更新後に発生した起動不能・再起動問題を調査しており、今回の修正はこれに対応するものとみられますが、両者が同一の問題だとは明記していません。
配信後のユーザー投稿には、すでに起動不能となっていたPixel 8 Proへ7月版をADBで適用しても復旧しなかったという例もあります。ただし、これは個別の報告であり、7月版の適用後に新たなブートループが発生したことを示すものではありません。
カメラとAIでは他社を一歩リードするPixelですが、録音が消え、通信が途切れるようでは足元がおぼつきません。Geminiに不具合の原因も突き止めてもらいたいところです。











