
中国のアリババ(Alibaba)は、AIエージェントを中心に据えた端末「Qwen Book」を中国語の公式サイトで公開しました。先行体験プログラム「Day One」では100人を募集しており、応募期限は10月31日です。
製品を使い込んでアンケートに回答し、改善提案などに参加すると、参加者にはQwen Book記念版の無料使用と、開発者向けシステムの優先更新が提供されます。
Qwen Bookは「OS as Harness」という考え方を掲げています。利用者の指示に沿って作業を進めるAIエージェントのために、モデル、OS、アプリ、クラウドサービス、ハードウェアを深く統合。AIが必要な機能を呼び出し、作業の文脈を記憶しながら動き続けられる環境を目指すとしています。
閲覧中のウェブページやファイル、使用中のアプリで対象を指し示すことで、AIが利用者の意図を理解します。アプリの切り替えやコピー&ペースト、作業の前提を説明し直す手間を省くとしています。プロジェクトや資料、人物関係、操作履歴を継続的に理解し、時間や端末をまたいで作業を引き継ぐことも掲げています。
端末の前を離れた後もバックグラウンドでタスクを実行し、画面消灯やスリープ中にも応答できると説明している点も特徴的です。モバイル端末から状態や進捗を確認し、作業を引き継いだり継続したりできると説明しています。重要な段階では利用者が確認する仕組みなのだとか。
Omarchyが9月22日に掲載したAlibaba Cloudの説明によると、Qwen BookのシステムはARMとx86の両アーキテクチャーに対応し、初期版はARMを採用します。AIの基盤にはQwenモデル群を用い、端末とクラウドの連携によって機能を提供する方針です。
同じ発表でOmarchyは、Alibaba Cloudと協力してQwen Bookに適したAIエージェント向けOSを開発していくと表明しています。
現時点では具体的なSoCや実行メモリ容量は不明であり、より詳細な仕様は続報を待ちたいところです。











