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Nothing、初の「AIネイティブ製品」を来月出荷へ。画面なし、アプリでは実現できない道具

NothingのAIネイティブ製品のティザー画像

Carl Pei氏が公開したティザー画像。画像出典:Carl Pei氏のX

 NothingのCarl Pei CEOは11月4日、自社初となる「AIネイティブ製品」を来月出荷するとXで明らかにしました。業界全体が首から下げるペンダントや胸に付けるピン、メガネなど、「AIのiPhone」となる機器を模索するなかでの発表です。

 Pei氏はXに「Toolmakers」(道具の作り手)と題した長文を投稿し、その結びで「最初のAIネイティブ製品は来月出荷する」と予告しました。製品については「道具ではあるが、Nothingの製品らしい個性と丁寧さを込めて作った。新しい画面はなく、アプリでは実現できなかったものだ」と説明しています。

 添えられたティザー画像には、角の丸い黒い本体の一部だけが写っています。Android Authorityは、革のような質感がうかがえる程度だと指摘。さらに同誌は「新しい」画面はないという表現から、手持ちの画面と併用する機器ではないかとの見方も示しました。

 Pei氏は、AIの普及は仕事から始まると見ています。パソコンが表計算やワープロ、携帯電話が車載電話として仕事から普及した歴史に触れ、AIも当面は生産性の技術であり、この先何年もそうあり続けると賭けているとのことです。

 そのうえでPei氏は、AIに渡す「コンテキスト」(文脈)の不足を課題に挙げました。モデル自体は優れているものの、使う人の1日についてほとんど何も把握していません。そのため、コーヒーを飲みながら出たアイデアのように、大事な情報ほどAIに届かず消えてしまうと指摘しています。

 こうした説明から、Android Authorityは新製品がボイスレコーダーやメモ取り用の機器ではないかと推測しています。しかし同誌は、そうした機器はすでに市場にあふれ、Amazonも参入している分野だと指摘しました。

 加えて、Nothingをめぐっては、Smartprixが7月にウェアラブルやオーディオ機器を軸としてAI重視へかじを切ると伝えていました。今回の発表で製品名や価格、形状はまだ明かされていません。

 「仕事の道具は美しくあるべきだ」と語るNothingが、12月にどんな仕事道具を見せてくれるのか、答え合わせが楽しみです。

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