
CMF by Nothingの従来ロゴ
NothingのCarl Pei CEOは9月21日、CMFをNothingから切り離し、インドの株主が過半数を保有する独立会社にする方針を明らかにしました。本社や独自のチーム、研究開発拠点をインドに置き、Nothingは株主兼パートナーとして残る形をとります。
これはPei氏がXに投稿した長文「India Is Inevitable」で説明したものです。ロンドンの企業内の一製品ラインから、インドで法人化されて同国で経営を担う会社へ移すとしています。これまでNothingが培ってきた技術やOS、部品メーカーとの関係、世界でブランドを展開するための基盤も引き継ぐ方針です。
CMFのインド拠点化そのものは、今回初めて示された話ではありません。Nothingは2025年9月25日、CMFを独立した子会社として運営し、事業、研究開発、製造の拠点をインドに置くと発表していました。あわせて、現地のOptiemus Infracomとの製造合弁事業も発表済みです。今回の発表では、さらに踏み込んでインドの株主が過半数を持つことが明らかとなった形です。
Pei氏が強調するのは、製造だけでなく製品を自社で設計し、改良し続ける研究開発力です。筐体の構造や放熱、カメラの画像処理、OSと長期更新、アンテナの調整、部品メーカーとの共同開発などを挙げ、既製の設計を選ぶだけでは価格競争に陥りやすいとの見解を示しました。
その先に掲げるのが、年間1億台規模のスマートフォン事業です。大きな販売規模を持つブランドが部品メーカーに開発を促すことで、インド国内の技術や供給網を育てられると主張しています。
なお、今回の長文では、インド側の株主名や具体的な持ち分、移行完了の時期、年間1億台に到達する期限は示されていません。
年間1億台という目標は相当な大風呂敷に見えますが、インド主導の体制へ切り離されてもなお、これまでのCMFらしい遊び心のあるデザインが維持されるのか注目です。











