英Nothing TechnologyのCEOであるCarl Pei氏は、同社が2023年夏の発売を予告している新製品「Nothing Phone (2)」のSoCに、米QualcommのSnapdragon 8+ Gen 1を搭載すると明らかにしました。
これは、Carl Pei氏が自身のTwitterに投稿した内容から明らかになったもの。同氏はツイートにて、「Phone (1)より格段にアップグレードされた」と、先代との違いを強調した上で、Snapdragon 8+ Gen 1を採用すると発表。
There has been a lot of discussion ever since we announced that Phone (2) will have a Snapdragon 8 Series chipset. Well here’s some news – it’s going to be the premium-tier powerhouse Snapdragon 8+ Gen 1. A clear upgrade from Phone (1). Let’s talk about the key differences👇 pic.twitter.com/l5NwCxDAVa
— Carl Pei (@getpeid) May 18, 2023
Nothingの次期「Phone (2)」をめぐっては、Carl Pei氏が、2023年3月にスペインで開催されたモバイルの見本市「MWC2023」のQualcommブースにサプライズ参戦し、Snapdragon 8シリーズが搭載されることを明言。ただ、チップの詳細については伏せられていたため、ユーザーの間で多くの推測や議論が飛び交っていました。
同氏は自身の投稿にて、初期テスト段階でアプリを開くまでの速度が80%早くなっていると述べたほか、省電力性、ネットワーク接続の安定性、カメラ機能などに大幅な改善がもたらされるとしています。
なお、最新のSnapdragon 8 Gen 2が搭載されなかった理由の一つとしては、多くのユーザーが手を出しやすい金額に抑えるためでであることが推測されます。
最新でないとはいえ、現行のPhone (1)がミドルレンジ向けSnapdragon 778G+ 5Gを採用していたことや、Snapdragon 8+ Gen 1がまだ一世代前のSoCであることを踏まえると、「Phone (2)」における処理性能の飛躍的な向上に期待が高まります。
また、ForbesでCEOが明かしたところでは、電池容量は4700mAhとなり、7月に全世界的に登場予定とのこと。楽しみですね。