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アリババ「Qwen」中心人物が連続離脱。アリババはオープンソース維持を明言

 エース級が次々と抜けていく……。

 アリババグループCEOのエディー・ウー(呉泳銘)氏が、大規模言語モデル「Qwen(通義千問)」のオープンソース戦略を堅持する方針を明らかにしました。3月5日付の社内書簡で示したもので、South China Morning PostやReutersが報じています。

 背景にあるのは、Qwen開発チームの幹部離脱です。技術リーダーのリン・ジュンヤン(林俊旸)氏が3月4日にXで退任を公表。Qwen 3.5の小規模モデル公開直後というタイミングもあって、業界に波紋が広がりました。さらに事後学習(※)を率いていたユー・ボーウェン氏も同日辞任、コーディング担当のホイ・ビンユアン氏も1月に離脱しており、2026年に入って主要メンバーの流出が相次いでいます。

 ※事後学習とは、基礎訓練を終えたモデルに人間のフィードバックや追加データで回答の質や安全性を磨く工程です。料理に例えれば、素材の仕込みが事前学習、味付けや盛り付けが事後学習にあたります。

 離脱の一因とされるのが組織再編です。Recode China AIによると、アリババはQwenチームを垂直統合型から機能別の体制へ移行しており、これが林氏の担当範囲縮小や役割調整の難航につながった可能性があるといいます。

 ウーCEOは書簡でオープンソース戦略の継続を表明し、AI研究開発への投資と採用強化を宣言。基盤モデル開発を加速する新タスクフォースも立ち上げ、ウーCEO、グループCTOの呉澤明氏、アリババクラウドCTOの周靖人氏が調整を担います。

 Qwenの存在感は急拡大中で、Reutersは3月4日時点で公開モデル数400超・累計ダウンロード10億回超と伝えています。アリババはAI・クラウドインフラに今後3年で3800億元を投じる計画も発表済み。主要開発者の離脱が続くなか、CEO主導の新体制と大型投資でQwenの勢いを維持できるか、注目が集まります。

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