
アリババのAIグラス、奥行きを得た。
Alibaba(アリババ)のQwen Glasses S1/Quark AI Glasses S1が、空間3D表示とプロアクティブAIに対応しました。AIグラス向けの先進的な空間3D表示(spatial 3D display)として打ち出されているとのこと。
立体感を支えるのは、デュアル光学エンジンとbinocular stereoscopic imaging(両眼立体視)の組み合わせです。従来のような平面的な2Dオーバーレイではなく、ナビゲーションの案内や情報カードなどを、奥行きやレイヤー感のある表示として見せる仕組みだといいます。

両眼立体視とは、左右のレンズに微妙に違う映像を映して、人間の脳に「奥行き」を感じさせる技術です。映画館の3Dメガネをイメージしてもらえれば近いでしょう。ただ単色グリーンのmicro-OLEDなので過度な期待は禁物そうです。
なお同じアップグレードでは、ユーザーの時間・位置・天気・予定・着用時間・姿勢などを踏まえて、AIがリマインドや提案を出す「プロアクティブAI」も追加されました。雨予報があれば出発前に傘を勧め、長時間着用や姿勢に応じてストレッチを促してくれるとのこと。さらに近日中には、Qwen Appの一部機能として、配車、フードデリバリー、旅程計画、口コミ検索、映画チケット購入などもメガネから使えるようになる予定だといいます。
Quark AI Glasses S1は、2025年11月に中国で発売されたモデルです。価格はS1が3799元、G1が1899元から。2026年3月のMWC Barcelonaでは、国際展開を見据えて「Qwen Glasses」として披露され、国際版は2026年内に展開予定とされています。
































