「浮気ケータイ」といえばF(富士通)!……というのも過去の話。
浮気相手とのメッセージや連絡先を隠すことに長けた富士通のガラケーでしたが、FCNTのarrowsスマートフォンではAndroid OSの権限との兼ね合いか、プライバシーモードの継続開発を断念。廃止済みです。
そんな中、Xiaomiが本日発売した最新スマートフォン「Mi 10 Lite 5G XIG01」がスゴかった!
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令和新世代浮気スマホ「Xiaomi Mi 10 Lite 5G」
浮気相手専用のLINEアプリを運用可能
なんと、「デュアルアプリ」機能にて、LINEなどのメッセージングアプリのクローンを作成可能。本アカウントとサブアカウントの切り替えができちゃいます。
特にLINEなんて1人1アカウントで、基本的に複数アカウント運用ができない仕様ですからね。上手く使いこなせば威力抜群。浮気用のLINEアカウントを作って運用することができます。
- 設定→アプリ→デュアルアプリ
この便利な機能、Huawei P20 Pro / P30 Proにも「ツインアプリ」として実装されています。しかしドコモ版はどちらも去勢済みで塞がれてます。Xiaomiがキャリア版を出すなら、「デュアルアプリ」も削除されてしまうのかな?と少しだけ気になっていましたが、きっちり搭載されているようです。Galaxyの「デュアルメッセンジャー」機能は潰されてませんしね。
また、MIUIのデュアルアプリは、対象のアプリは多め。さらに「デュアルアプリを、ホーム画面上から隠す・起動ロックを設定する」といったことも可能。浮気LINEを妻に起動されないよう、ガッチリ守ります。
LINEサブアカウント作成には格安SIMが必要
ただ、LINEのアカウントを作成するには、電話番号が必要。Facebookアカウントでサブアカウントを作成する方法もあったのですが、現在は塞がれているようです。
通話SMSのできる格安SIMを挿しておければいいんですけど、キャリア版はすぐデュアルSIMを潰しますからね。本機はシングルSIM。この点は残念。まあ格安SIMを契約して挿して、LINEサブアカウントを作って「デュアルアプリ」でログインしておいて、メインSIMに戻すという運用自体は可能ですね。
MVNOの問題点は「LINEで年齢確認ができないのでID検索が利用できない」という点ですが、LINEモバイルならこれを突破可能。サブアカウントを作るならおすすめです。
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LINEモバイルの問題点は、au回線プランの速度が遅いこと。XIG01でau回線ならSIMロックが掛かった状態でも使えますが、正直LINEモバイルをまともに使うならSoftBank回線プランが有力。まあ今はSIMロック解除が無料で行えるのでこの点は大丈夫でしょう。
au公式サイトによれば、Mi 10 Lite 5Gは他社プラチナバンドには対応しない点には注意する必要があります。サブ回線は寝かせるか、適当なサブ端末に入れて維持しておくことになるでしょう。
FAST浮気ランチャー!?セカンドスペースがヤバい
Android 5.0から実装された「マルチユーザー」機能。タブレット用に開発された機能ですが、後にスマホにも移植された経緯があります。
ただ、現在は有効化していない、手付かずのメーカーも少なくありません。スマホ自体が個人の機器なのに、そんな複数人で使うための機能、普通に考えたらいらないですからね。
この「死に機能」を最大限、しっかり有効活用しているのがXiaomiです。それが「セカンドスペース」。
デュアルアプリどころか、仮想スペースを丸ごと作成。アプリも全部初期状態。ログインするGoogleアカウントからして全く別です。1台の中に、2つの領域が存在する状態に。なので、ツインアプリ系にありがちな「特定アプリしか浮気に使えない」といった問題がありません。
両者の行き来は、専用のパスワードを設定できます。
そしてなんと、すごいのが、指紋ごとに「ファーストスペースか?セカンドスペースか?」というのを割り当て可能。ロック画面で認証する指によって、ログインできるモードを変えられるのです。
つまりセカンドスペースで何をやろうが、何を入れようが自由。人に渡す時に切り替えるためのゲストモード的に運用することもできますし、ムフフなゲームや動画を入れておくだけの領域として使うことも、浮気相手との連絡領域として使うこともできます。「妻の前では親指でロック解除してファーストスペースを使って素知らぬ顔で振る舞い、妻が寝たら左手の小指でセカンドスペースにログイン」といった使い分けができるのです。
指紋で最速浮気。arrows 5GのFASTフィンガーランチャーならぬ、FAST浮気ランチャー。浮気専用Gmailアカウントでも作っておいて、ログインやメールをこれで使ってしまえば完璧。
プライバシーのFの精神をXiaomiが体現してて笑う。セカンドスペースというのかい、贅沢な名だね。今からお前の名はFAST浮気ランチャーだ!いいかい、わかったら返事をするんだ、FAST浮気ランチャー! pic.twitter.com/2T0OEUiOBR
— 📱すまほん!!🌕5G📶 (@sm_hn) September 4, 2020
今でもマルチユーザー機能があるのは、Google PixelやOPPO Find X2 Pro。(Reno Aなどはナシ。)PixelやOPPOの場合、切り替え用の人型アイコンが出てくるなど、すぐに判別できてしまい、Xiaomiほど浮気用としては徹底していません。
Xiaomi Mi 10 Lite 5Gなら、使う指で切り替えるだけ。ホーム画面にある「ユーザー切り替え」も、ただのショートカットなので、削除可能。さらに設定内のショートカットすら削除可能な徹底ぶり。怪しまれません。完全なる浮気仕様と言えます。
機能的には充実しており、両領域間のファイル転送機能も備わっており、一度使いこなしてしまえば素晴らしいセカンドスペース。
ただし、説明不足やわかりづらさはあります。セカンドスペース内の機能を使用する際、エラーが起きても原因が表示されません。「今の何で先に進めなかったの?」となります。ただ、機能の主旨を理解していれば「(ああ、こっちのスペースの指を使うべき場面なのに、違う指をかざしたから、前の画面に戻ったんだな……)」と、使いこなしている本人ならわかるわけです。むしろ機能の性質上、説明不足でわかりづらくてありがとう!!ぐらいの感じですね。わかりやすすぎると、寝てる間に、妻が自分の指を勝手に使って端末を操作した時に困りますからね。
その他
写真のプライベートアルバムへの隔離機能、特定アプリのみアプリ履歴画面における画面にボカシを入れるなどプライバシー関連機能が本当に充実しています。この凄さ、ぜひ実機を購入して確かめてみて下さい。
総評
革新的、素晴らしいとしか言いようがありません。全国の浮気している人におすすめの1台です。
なお、「スマホとしてはどうなのか?」と気になるところですが、Snapdragon 765Gを搭載し、5G対応で4万円、ハイエンド端末に慣れた筆者でも価格相応以上、納得する動作感。水滴ノッチも小さめ。カメラも今風の画質処理で、AIとHDRを駆使した派手めの画が撮れます。コスパよし。
ちなみにLINEサブアカウント用の電話番号のSIMカードを挿しておく予備端末が無いなら、SIMカードを2枚挿せるDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)対応のRedmi Note 9Sがおすすめです。こちらもMIUIでデュアルアプリとセカンドスペースに対応です。
なお、筆者は単身なので浮気しようがなく、わりとどうでもいい機能です。
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