サムスン電子の次期フラッグシップモデル「Galaxy S26」シリーズにおいて、製品ラインナップが再編される可能性が濃厚になってきました。韓国の有力メディアET Newsが報じています。
それによると、長年親しまれてきた「Plus」モデルが廃止され、新たに「Edge」モデルがその座を担う見通しとのこと。
サムスン電子はすでに部品供給会社に対し、Galaxy S26 Edgeモデルの量産に向けた準備を要請したとのことです。その一方で、Plusモデルは開発および生産計画から除外されているそうです。
これにより、Galaxy S26シリーズは「無印・Edge・Ultra」の3機種で構成されることが確実視されることになりそうです。
Plusモデルは長年にわたり、ベーシックモデルやUltraモデルと比較して販売数が伸び悩む傾向にありました。例えば韓国市場におけるGalaxy S25の予約状況を見ても、Plusモデルの割合は22%に留まり、ベーシックモデルの26%を下回っています。サムスンとしては、販売実績で劣るPlusモデルを廃止し、より消費者に訴求する力を持つEdgeモデルに置き換えることで、シリーズ全体の販売を強化する狙いがあると考えられます。Galaxy S25シリーズで試験的に導入された「Edge」は、その販売動向がサムスンの予想を上回ったということでしょう。
「Galaxy S25 Edge」の厚みは5.8mm、重量は163gと、Plusモデル(190g)より大幅に軽量化しつつ、同等サイズの画面を維持。さらに背面メインカメラにはUltraモデルと同等となる2億画素のセンサーを搭載しており、Plusモデルの5000万画素を大きく上回っていました。
なお、今回の再編に伴い、ベーシックモデルの名称が「Galaxy S26 Pro」に変更されるのではないかという噂が浮上しているとPhone Arenaは指摘していますが、ET Newsの報道ではこの点について言及はありません。
サムスンの新戦略が、市場にどのように受け入れられるのか、今後の動向に注目です。