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Meta Questのハンドトラッキングが「Hands 2.4」に大幅刷新。さらに反応良くなるも課題あり?

 2025年12月現在、Meta Questシリーズのv83ソフトウェア・アップデートの配信が開始しています。この更新では、ハンドトラッキング機能の大幅な改善などを導入します。

 Questシリーズのハンドトラッキング機能は、デバイスが使用者の手の動きを認識することで、コントローラー無しでも各種操作を可能にするシステム。以前から改良が続いており、今回さらに性能がアップした形です。

 メタ社によると、「Hands 2.4」と呼ばれる更新によって、主に素早い操作への反応が良くなるほか、動作そのものも更に自然になるとのこと。またSDKのアップデートも実施し、自然なクライミング動作やテレポート用のジェスチャーといったアセットのサンプルをSDK側が含むようになるそうです。

 Questのハンドトラッキング機能は、メタ社が精力的に取り組んでいる分野ですが、その将来性にはやや疑問符が付きます。

 確かにVR内で(実際の)手を動かすという操作は没入感を高めますが、コントローラーと比較すると、操作の手軽さを損なう傾向にあるからです。

 例えば「VRChat」の場合、ハンドトラッキングでアバターの手を動かすのは楽しいものの、移動には特定のハンドサインを作る必要があります。一方コントローラーの場合、普通にスティックを倒せばOK。大きな差がありますよね。

 なので個人的には、トラッキングの精度よりもコントローラーとの切り替え速度や、コントローラーとの平行使用といったシステムに注力した方がいい気はします。

 いずれにせよ今後もアップデートは続く予感なので、上手く落としどころを発見してほしいところです。

情報元Road to VR
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