
アップルは、XRデバイスApple Vision Proが搭載するvisionOSの最新版「visionOS 26.2」の配信を開始しています。
visionOSは同デバイスのリリース以降、アップデートを継続中。2025年9月の「visionOS 26」では、PlayStation VR2コントローラーへの対応や、通話機能「Persona」の改善などを実施しました。
「visionOS 26.2」では、トラベルモードの改良が実施され、自動車やバスといった車両でも、快適にApple Vision Proを使用可能になりました。
同モードは、Apple Vision Proの位置追跡システムを搭乗中の乗り物にあわせて補正することで、動作を安定化する機能です。
実は以前から実装済の機能で、飛行機や列車での移動に対応していましたが、クルマでは(快適には)使うことができませんでした。今回のアップデートの配信によって、対応する「状況」がより拡張した形です。

一般ユーザーの感覚からすると、XRデバイスは自室(屋内)で使うという印象が強いですが、アップルとしては野外での利用も推進したい様子。
競合するメタ社も、Meta Questにトラベルモード似た機能を搭載しているので、張り合っている部分もあるのかもしれません。
ただ、国内価格で約60万円という高級品を外で積極的に着けたいかというと……ちょっと覚悟が必要ですね。



















