Qualcommは、9月25日に最新フラグシップSoCである、「Snapdragon 8 Elite Gen5」を発表しました。
前世代「Snapdragon 8 Elite」より独自CPUであるOryonを採用していますが、今回はOryon 3rd Genにアップデートしました。これにより、プライムコアの最大動作周波数が4.32GHzから4.6GHzへと向上し、性能は20%向上しているとのことです。同社は、最高速のモバイルCPUと謳っています。
リーク情報によると、Antutu v11のスコアは約420万点に達しており、先日発表されたばかりの「Dimensity 9500」の約400万点をわずかに上回ります。一方、GeekBenchでは、「Snapdragon 8 Elite Gen5」と「Dimensity 9500」両者とも約1万1000点とのことです。このことから両者とも拮抗した性能を持ち合わせているといえるでしょう。
参考までに、iPhone 17 Proに搭載されているA19 ProのGeekBenchのスコアは約9700点です。ただし、AndroidとiOSではベンチマークソフトに用いるAPIが異なるため、単純比較はできないことを申し添えておきます。
発表されたばかりのXiaomi 17シリーズすべてに「Snapdragon 8 Elite Gen5」を搭載しており、Xiaomi 17シリーズが本SoC世界初搭載のスマートフォンとなります。
また、発表時のプレスリリースに本SoCの搭載メーカーとして、Samsung、OPPO、vivo、Honor、OnePlus等に加え、日本メーカーとして唯一Sonyを記載しており、ハイエンドXperiaの登場含めて期待したいところです。