スイッチにライゼン入ってる?!!!!!
株式会社ハイビームは最新ゲーミングPC「AYANEO AIR」シリーズを正式にお披露目しました。9月16日より順次発売予定。
驚くべきはまるでNintendo Switchそっくりの見た目でありながら、Windows 11とAMD Ryzenを搭載した、れっきとしたパソコンであるという点。

パソコンと思えぬフィーリング、そしてデザインよし
重量もかなり軽くてNintendo Switchを下回る実測値396g(公称値398g)。これはすごい……。携帯ゲーミングPCとしては世界最軽量だそう。
今回試したのは柔らかい外観デザインのホワイト。なんとNintendo Switch Liteに迫るようなサイズ感。いやー、マジで良すぎる……。
株式会社ハイビームは中国のUMPCメーカーの製品を主に扱う国内企業。それらのメーカーって以前は小さいUMPCを扱っていたわけですけど、最近は大型化の製品ばかりなんですよね。大型化で失われていた原初的な感情「小さくてよくわからんけど何に使うんだコレ!?でも欲しい!!!」を取り戻す、滾る製品だと率直に思います。

上:ONEXPLAYER 8.4型 下:AYANEO AIR 5.5型

Steam Deckと比べても圧倒的に小さく軽い

AYANEOのCEO アーサー氏。ガチゲーマーで任天堂の大ファン。AMDにはAYANEO支援チームがあり、Steam Deckと同じように面倒を見てもらうなどAMDと強固な関係
「流石にこんな小型軽量だとレトロゲームは動くんだろうけど、最新の大作ゲームは動かないんだろうなぁ、でも久々に本気で滾るガジェットだから良いかな」と思ってたんですけど、ごめん、全然そんなことは無かったぜ。しっかりZen 3 アーキテクチャの最新AMD Ryzenを搭載、モンハンライズはHDで中画質でけっこう快適に動作。完全に甘く見てました。携帯ゲーム機で動くモンハン、往年のPSPを思い出しますね。

ドリフト現象が起きないGuliKit社の小型のホール電磁ジョイスティックを採用

パネルは5.5型FHD 有機EL SPR配列, 色域 NTSC 109%, sRGB 100%カバー, 輝度350nit
軽いゲームは60fps、重いゲームでも設定を下げれば案外動きます。以下、AYANEO社による動作確認済みタイトル。(動作保証ではない)

AYANEO AIR Lite / StandardはRyzen 5560U、AYANEO AIR Proは5825Uを搭載
AYANEO AIR下位モデル「AIR Lite」と中位モデル「AIR Standard」は、連続使用時間はAPEXのようなオンライン対戦ゲームで実測1時間(負荷の高くないゲームは1.5時間以上)と長くない電池持ちなのが弱点でしょうか。上位モデル「AIR Pro」では1.5時間とのこと。

ちなみに中国では発売しており、売れ筋はStandardとPro。オーロラホワイトよりポーラブラックの方が売れているそうです。

端末上部。
何気に嬉しいのは指紋認証兼用電源ボタンですね。個人情報を守りつつ日常的に使うのに必須の機能です。いくらゲーム機とは言っても、Steamなどのゲームストアやブラウザぐらいは使いますので、決済関連だって使いますよね。画面ロック解除やパスワード管理ソフトにも必須の指紋認証が無いというのは個人的にはゲーム用途のマシンであっても厳しいです。

電源ボタンが指紋認証センサーを兼ねる

端末底部にはイヤホンジャックとmicroSDカードスロットを備える

65W急速充電に対応。なお充電中はスティック周りの点灯が変わるギミックも

AYAランチャー立ち上げボタン

パフォーマンス、ファン回転、解像度などを制御できるランチャー「AYA Space」
スピーカーの音響は今回頑張ったようです。ちなみに薄型軽量化のためマイクは搭載していないのでVRChatやボイスチャットには別途ヘッドセット等を用意する必要があります。
9月16日の発売日に先駆け、本日よりハイビーム公式オンラインストア限定で国内正規版の先行予約を受付開始。1年保証で日本語説明書付属。発売を記念して8月18日までの期間限定での予約価格として本体は15%オフ、周辺機器は10%オフ。
なおPCゲームは容量を大きく消費するので、よほどやりたいゲームが絞られていない限りは、512GB以上のストレージ(AIR Standard / AIR Pro)がおすすめ。皆さんも積みゲーの消化にぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
ONEX PLAYERやSteam Deck、そしてAYANEOにより盛り上がりを見せる携帯ゲーミングPC業界。もともとゲームというよりUMPCから入った読者諸氏にとって、今回のような小さなマシンはかなりソソられるはず。しかも他のデバイスと比べてもかなり小型軽量ながらも案外侮れない性能とあって夢も広がるところです。
UMPC/携帯ゲーミングパソコンを購入する [AD] |
ハイビーム公式オンラインストア |