ついにアプリが動作した!!PhotoVision 008HWの続報

掲載日時: 2012/05/23(水) 22:48

 好評だったPhotoVison 008HWを改造する話の続きを報告する。

【注意】端末を分解したり改造したりすると、メーカー及びキャリアの保証が受けられなくなります。また、分解した端末を3Gネットワークに接続させると電波法に抵触する可能性があります。必ずSIMカードを抜いてください

 現状、わかったことを箇条書きでまとめる。

 以上だ。
 

ベースとなっているのはHuawei S7 Slim

 エラーログを見た結果、ベースとなっているモデルを簡単に見つけることができた。

 ベースとなっているのはHuaweiが製造していた、安価なAndroidタブレットHuawei S7 Slimだ。

 よほど、本体と内蔵ソフトウェアに手を加えていないのか、エラーログファイルには、モデル名がそのまま書かれていた。

 なお、Huawei S7は、日本でも一部の店で販売されているが、価格は2012年5月23日現在3万円台だ。

 もちろん、ディスプレイにタッチパネルが内蔵されていない以上、単純に比較をしてはいけないが、この事実は何ともいえない切なさを感じさせる。

 

SoCはQUALCOMMのSnapdragon S1 QSD8250

  これもエラーログを見れば簡単にわかった。

 ただ画像を表示するだけのデバイスにS1が必要なのか疑問だが、これも部品を流用する、あるいは安価に入手できるSoCがこれだったのかもしれない。

 

AndroidアプリはADBのShellから起動可

(画面に映り込んでいるものは気にしないでね てへぺろ(・ω<) )

 ホームアプリ(ドロワー)が一切動作しないため、アプリケーションを起動させるには、PCとUSBで接続しADBコマンドから直接アプリケーションのパッケージ名を指定する必要がある。

 もちろん、アプリのインストールもPCとUSBで接続してADBから行わなければいけない。

 今回、動画でインストール・動作させているアプリは、Android SDK(for 2.2)にソースコードのサンプルとしてついてくる、Snakeというアプリだ。

 恐らくAndroid2.2で動作するアプリならば何でも動作すると予想されるが、ネットワークに接続しないタッチパネルを利用しないという二つの大きな制約があるため、動作させても意味をなさないアプリが多いだろう。

 

AndroidSDKに付属するホームアプリは起動不可

 

 これは筆者を悩ませた大きな問題だ。

 必要なコンポーネントが不足しているのか、知っている限りのホームアプリをインストールしてみたが、不正終了してどれも動作には至らなかった。

 Android SDKに付属してくる、ホームアプリのソースコードをビルド・インストールしたが、こちらも動作しなかった。

プリインストールされているアプリのAPKファイルは取得可

  これは、本体のフラッシュのダンプが取れることから、容易に想像できたが、最初からインストールされている「Photo Vision」として動作するためのAPKファイルは簡単に取得できた。

 恐らく誰も得をしないだろうが、自分でフォトフレームを作りたいと思っている人(そんな人はいないだろうが)は、自分が所有する権利のなかで利用することができそうだ。

 今後の指針

  以上で今回の報告は終わりだ。

 今後、どのような形でPhotoVisionを使って遊んでいくか考えたが、よくよく考えると、PhotoVisionのフォトフレームとしての機能をなんだかんだで愛用していた。
(といっても表示させるのは二次画像ばかりだが)

 リカバリー領域があるため、カスタムROMをインストールすることもできるそうだが、実用性の面でかなりの無理が出てくる。そのため、筆者は008HWをフォトフレームとしてより便利に使っていけるよう、改造を施していきたいと思う。

 第一の目標は、起動時に表示される、あの忌々しい企業ロゴを削除すること。第二の目標はSIMカードを挿さずに利用していると、右上に表示される「圏外」マークを削除することである。

 今後の続報に期待してほしい。

 


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