栄光のiidaブランドとそのフェードアウト 公式Webサイトが消失

掲載日時: 2013/01/28(月) 14:08

 KDDIの「au design project」の後継ブランドとして存在していた「iida」ですが、現在公式サイトが無くなっています。

 これまでiidaのTVCM、Webサイトはtha ltd.によるもの。接続が出来ないのはiida.jpのドメインと、それに付随する各種コンテンツです。過去のiida関連プロダクトの公式サイトが軒並み消えていたことから気付くことが出来ました。

 消えてしまった各ページは、全て同一のINFOBAR A02の公式ページにリダイレクトされるようになっています。

 しかし公式ページの階層にはあくまで「ORIGINAL PRODUCT」と記されているのみで、iidaの文字は消えています。

 調べてみると、昨年あたりからこうなっていたようです。

 INFOBAR C01の頃から、筐体へのiidaロゴの記載がなくなり、起動時のロゴもiidaではなくauロゴに差し替わっていたので、iidaは無くなっていく方向だったのでしょうかね。INFOBAR A02においては、UIの名称においてはiidaが残っています。

 2001年、プロトタイプであるinfo.barがデザインされたとき、携帯電話はただの電話ではなく、「情報の棒」になるという未来が展望されました。そのデザインは、表からみると携帯電話、裏からみるとPDA。そんな夢を託され生まれたのがINFOBARでした。

 しかし今、みなさんの手元にある機械を見渡すと、どうでしょう。info.barの表も裏もなく、一面に携帯とPDAの融合した「情報の棒」に、スマートフォンが見えてきませんか?info.barの理念を、時代が追い越してしまったとは言えないでしょうか。

 一方で、他のブランドをスマートフォンとして復活をすることについて、検討はされていると聞きます。iidaにおいて新しいブランドが立ち上がるという可能性は低くなりましたが、従来au design projectやiidaにおいて発売されてきたtalbyやPLYといった各ブランドが、スマートフォンとして復活する可能性はまだあるということです。

 個人的にはG9、G11を復活させてほしいですが、スライドする日本発ケータイとしてのかっこよさを突き詰めた機種なので、非常に難しそうですけどね。逆にスケルトンケータイX-RAYなんて、スマホで出した方がむしろ面白そうです。

 ケータイのカタチが大きく変動し、難しい時期ではありますが、今の時代だからこそできるauらしいデザインを突き詰めた機種が、少しでも多く登場することを願いたいです。

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