iPhone 6用OMAKER製999円格安ガラスフィルムを試す。弱点はあるものの、対策法アリ。コスパ最強。

掲載日時: 2015/04/22(水) 22:44

 アクセサリーメーカーOMAKERさんに、iPhone 6用のガラスフィルムを提供していただいたのでレビューします。

 Amazon.co.jpでは、記事執筆時点で実売999円という破格の値段で販売されているOMAKERのガラスフィルム。安すぎて、本当に大丈夫なのか?と不安になるところ。

 以前もお伝えした通りOMAKERは安さに特化したメーカーです。安いながらも製品は一定の品質を保持しているという特徴があります。

 まず、説明書は英語で簡素。日本語は無し。ご愛嬌ですが、少なくともこの記事を読み進めていけば、貼る上でのコツは掴めるので、これを読んでいる皆さんにとっては大きな問題では無いでしょう。

 でも内容は充実しています。クリーナー、ホコリ除去用のシール、クリーニングワイプ2種。

 クリーニングワイプは、アルコールの染み込んだタイプ(緑)と、乾いたタイプ(オレンジ)の2種類。アルコール(緑)で画面上の指紋やゴミを綺麗に除去してから、乾いたタイプ(オレンジ)でアルコールを乾拭き(からぶき)するわけです。

 ガラスフィルム本体は一枚のプラスチックの板に貼られています。OMAKERのロゴの部分は透明。しかし、これがクセモノでした。

 メーカーによってはガラスフィルムの粘着部を保護しているのはペラペラのシートで、これを剥がすことで粘着面があらわれます。そういう製品の場合、自分は、ガラスフィルムと画面を近づけておいて、狙いを定めてから、ペラペラのシートを「半分ぐらい剥がし」、ガラスフィルムを貼り付け始め、その時「このまま貼り付けていけば全体のバランスよく最後まで貼れるな」と確信してから、残りのシートを剥がし、貼り付けます。

 しかし本製品は、プラスチックの板に貼り付けられているため、そのような「半分ぐらい剥が」す手法は取れません。全部剥がして、粘着面を全て露出してから貼り付けなければなりません。ここで空気中に晒される時間がどうしても多くなるため、ホコリ混入のリスクが増えます。

 対策方法としては、やはりシャワールームや風呂場などで、ホコリがないような環境を準備することです。一度シャワーで熱湯を風呂場の床に流し、湯気を立ち込めさせ、ホコリを完全に除去してから、可能であれば自分もシャワーを浴びて全裸で臨めば、ホコリ混入のリスクを激減できますので、おすすめです。

 貼った時、もし画面と粘着面の間にホコリなどが混入したら、ガラスフィルムを浮かせて、このシールでペタペタとホコリを除去できます。

 また、貼り付けた後、画面を凝視すると、このプラスチックの板のOMAKERロゴの部分の跡がガラスフィルムの粘着部に残っていることが確認でき、非常に気になりました。しかし1~2日後に再度凝視してみると、ロゴの跡は消えていたので、その点については問題がありませんでした。ただ、貼った直後はちょっと気になることがあるかも、ぐらいに思っておくといいと思います。

 と、先に問題点を書いてしまいました。肝心のガラスフィルムの品質は良好です。

 指のすべりはまあまあ、エッジ部分もラウンド加工。

 何より、本体を落として画面が割れそうな時、ガラスフィルム自体が割れて身代わりになってくれるという効能が得られます。それも999円という破格の値段で、です。

 クセはありますが、特性と対策さえ理解していれば大きな問題とはなりません。安さと一定品質を求めるなら、本製品はコストパフォーマンスに優れた有力な選択肢です。


omaker iPhone6 4.7インチ超薄0.33mm ランドエッジ加工

情報元Amazon.co.jp
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