「オタサーの姫」ウイルスの嫌疑をかけられる
掲載日時: 2015/06/20(土) 23:53
兵庫県西宮市役所の公式Twitterアカウントが「【緊急速報】我がサークルの姫、心なしか可愛くなった件」という内容のツイートを投稿しました。
同アカウントは、このツイートが意図せずに掲載されたとして「リツイートをした方はリツイートを削除して欲しい。リンク先にアクセスしないように注意してください」という告知を行いました。これを受け、一部では「アカウントが乗っ取られたのではないか」という指摘がなされていました。
しかし、この事件、蓋を開けてみると、Android、iOS向けにリリースされているアプリ「オタサーの姫 ~僕らの姫はデリケート~」の、ゲーム状態を共有する機能を、市の職員が、誤って利用したもので、アプリにはプレイヤーの意図に反して自動でツイートする機能もなく、プレイヤーがゲームの状態を共有することで、ボーナスポイントがもらえるという仕様でした。
ゲームの開発元であるピッタイト(PITTITE)は「ウイルスのような扱いは大変遺憾」「アプリケーションが自動でツイートすることもない」といった内容をTwitterに掲載、抗議を行っています。
対策方法はある?
今回は、市の公式アカウントを管理者が「誤ってゲームの内容を共有してしまった」という事例に関しては「ツイートをする前にアカウントを確認する」「業務用の端末に私的なアプリをインストールしない」といった、比較的、地味な方法しかありません。
現在、「オタサーの姫」の公式アカウントは、この件に便乗し、プロフィールを「西宮市役所も夢中のゲームアプリ」に変更し、積極的にネタにしていっています。