2万円前半なのに、デカコアCPU搭載でハイパワー!!「Vernee Apollo Lite」レビュー

掲載日時: 2016/08/10(水) 22:44

 中国の新興メーカーが販売するスマートフォンは、価格から想像出来ない程、高いスペックを備えた製品が多く存在します。

 今回紹介する「Vernee Apollo Lite」も、そのイメージを形にしたようなコストパフォーマンスの高いスマホです。なんと2万円前半から購入でき、なおかつデカコア(10コア)とRAM 4GBを搭載したハイスペックな仕様です。

 今回、GearBestさんから「Vernee Apollo Lite」の実機を提供して頂いたのでレビューしていきます。

スペック

OS Android 6.0 Marshmallow
CPU MediaTek Helio X20 MTK6797 Deca-core(10コア)
RAM 4GB
内部ストレージ 32GB
ディスプレイ 5.5インチ、解像度:1,920×1,080, 2.5D Arc Screen,Corning Gorilla Glass 3, IGZO
アウトカメラ 1,600万画素(F値2.0) Samsung S5K3P3
インカメラ 500万画素
バッテリー 3180mAh リチウムイオンポリマー電池
サイズ・重量 152 x 76 x 9.0mm, 175g
対応周波数 2G: GSM 850/900/1800MHz
3G: WCDMA 900/2100MHz
4G: FDD-LTE 800/1800/2100/2600MHz
カラー Silver, Gray
その他 Bluetooth4.0・デュアルSIM・MicroSD対応

 スペックは、RAM 4GBやMediaTek製のHelio X20というデカコア(10コア)CPUのSoCだけでなく、IGZO技術を使用したシャープ製フルHDディスプレイや、カメラセンサーにはサムスン製のS5K3P3を使用するなど、数値上のスペックだけでなく、パーツメーカーにもこだわりが見え隠れします。

外観

前面

 前面にはロゴなどがなく、スッキリとしたデザインです。背面にはカメラとフラッシュ、指紋センサー、薄っすらとVerneeのロゴがあります。

背面

 右側面には電源ボタンと音量ボタンがあります。

右側面

 左側面にはピンで取り出すタイプのSIMスロットが2つあります。この端末は少し仕様が変わっており、写真の向かって左側がnanoSIMとMicroSDの排他仕様のスロット、右側がmicroSIM専用のスロットです。スロットに載っている黒いモノはSIMカードを模したダミーカードです。

左側面

 上部にはイヤホンジャックのみ。

上部

 下部にはスピーカーと、USB Type-C。

下部

 デザインもそうですが、持った感触はHuaweiが発売していたAscend Mate 7に近い印象を受けます。画面サイズが小さい分本体サイズもそれに伴って小さくなっていますが、厚さは9.0mmとすこし厚め。ただ、背面はラウンドしており持ちづらいということはありません。

ベンチマークで実力を確認

 日本ではマイナーなMediaTek製のHelio X20というSoCを使っており、いまいちスペックがピント来ない方もいらっしゃると思うので、ここではAntutu BenchmarkとGeekBench 3で性能をチェックします。

Antutu Benchmark

GeekBnech 3

 Antutu Benchmarkでは9万点台、GeekBench 3では5000点台とかなりのハイスコアを叩き出しています。ただ、Snapdragon820を搭載しているスマートフォンには及ばないのは少し残念です。

 またAntutu Benchmarkを5回ほど連続で動かしてみましたが、発熱によりスコアが上下することはなく、5回目の時点でも約9万1000点のスコアが出ました。発熱に関しても持てないほど熱くなるということはなく、ほんのりとした暖かさが伝わってくる程度でした。 

指紋認証の精度は問題なし

 指紋センサーの精度は有名メーカーのフラグシップスマホと比べると少しだけ差を感じますが、日常での使用においてストレスを感じることはありません。

 また、指紋認証は画面をオフにしている状態から触れるだけで、ロック解除が可能です。

Nexusのようなシンプルさを持ったスマートフォン

 今回紹介した「Vernee Apollo Lite」は、プリインストールアプリも非常に少なく、UIもシンプルでまるでNexusシリーズの様な印象を受けました(アップデートが継続して行われるかは今後次第ですが……)。

 動作に関しても、新興メーカーにありがちな、スペックが高いのに、動作は重いみたいなチューニング不足はなく、動きはヌルサクでしっかりとスマートフォンの性能を引き出せていそうです。

Vernee Apollo Lite 4G Phablet – SILVER
Android 6.0 MTK6797 Deca Core 4GB RAM 32GB ROM 16.0MP Main Camera Corning Gorilla Glass 3 Type-C Fingerprint Sensor

 

おすすめ記事

何が出るのか教えて!シャオミ日本新機種、「Ultra」だけではない伏兵が存在か?

2024-04-29 23:58:57會原

Mi MaxXiaomiXiaomi 14 UltraXiaomi Pad 7 MaxXiaomi SU7 Max

シャオミは、X(Twitter)にて連日ティザーを投稿。このなかで、中国Weiboで使用したXiaomi 14 Ultraのティザー画像が存在しており、もはやXiaomi 14 Ultraの登場は確定的となっています。一方で、他のティザーも気になるところ。モニターなどスマホ以外の製品のものと思われるティザーも含まれていますが、スマホの可能性が高そうなものも。「最先端の超高速充電」とあることから、こ...

【朗報】Android 15は新しい「強制ダークモード」対応かも

2024-04-29 00:38:35會原

Android 15ダークモード

ダークモードがさらに広がりそうです。9to5Googleが伝えています。UIを黒基調にするダークモードは数年前にようやく定着しましたが、依然として非対応のアプリがあります。Android 15では、アプリにダークモードを強制するための新しいオプションがあるとのこと。Android 10から、GoogleはAndroidアプリで開発者オプションとして「フォースダークのオーバーライド(強制ダークモード...

Qi2、液晶での電池残量表示対応!Anker MagGo Power Bank (10000mAh) レビュー

2024-04-24 19:56:54そっぷる

Anker MagGo Power BankQi2レビュー

AnkerよりQi2対応のモバイルバッテリーが発売されました。前回紹介したものは6600mAhですが、今回は10000mAhの大容量モデルです。それ以外にも違いがあるので紹介していきます。内容物はUSB Type-Cケーブルとモバイルバッテリー本体のみ。ワイヤレス充電面にはQi2対応を表すQi2のロゴが表記されています。背面には簡易的なスタンドが備わっています。スタンドは非常に簡易的なものですが、...

HUAWEI Pura70シリーズ発表!Pシリーズから名称が変更、Ultraはレンズがつき出る1型沈胴式カメラを搭載

2024-04-24 18:50:23ピュアセル

HiSiliconHuaweiHuawei Pura70Huawei Pura70 ProHuawei Pura70 Pro+

中国ファーウェイは、中国国内で同社最新フラグシップスマートフォンの「HUAWEI Pura70」「HUAWEI Pura70 Pro」「HUAWEI Pura70 Pro+」「HUAWEI Pura70 Ultra」の4機種を発表しました。 同社傘下のHiSilicon製SoCを搭載し、Pura70 Pro+/Ultraは衛星通信に対応。Pura70 Ultraでは1型センサーと可変絞りの沈胴式広...

カテゴリー