6月29日、海信(ハイセンス)集団常務副総裁賈少謙は「2019智能視聴大会」において、7月にハイセンスは自主開発した世界初の二重ディスプレイテレビを発表すると宣言したと、中国「証券日報」が伝えました。
なお、中国語の原文では「叠屏」テレビであり、これは初めて見た表現(世界初なので当たり前ですが)。てっきり「折叠屏幕」(折り畳みディスプレイ)の略なのかと思い、「折り畳みディスプレイテレビ?!なにに使うんだ」と飛びついてしまいましたが、読み進めてようやく「なんだ、重ね液晶という意味か」と気づきました。
ただ、「重ね液晶」、つまり「二重液晶」も「何それ?」なのには変わりないので、やはりせっかくなのでご紹介します。
報道によると、5G時代の到来によって、これまで以上に多くの高精細コンテンツが一般家庭へと入り込むことになり、人々は家の中から4K、8K、HFR、HDR、裸眼3Dなどの高技術規格映画を見ることができるようになり、番組コンテンツの臨場感や没入した双方向体験を大きく強化することになります。
ハイセンスの重ねディスプレイ・テレビは上下2面の二枚重ね新型ディスプレイを採用した液晶テレビであり、色彩、対比度など画質性能指数を大きく向上させ、「8K」のあと、もっとも期待できる高画質テレビ技術なのだとか。
以上、製品の写真(多分この手のものは写真で見たところでわからないでしょうが)もないので、「それってどんな映像表現ができるんだ?」というのが頭に浮かんできませんが、「これまでよりも高精細」といった「量」ではなく、「質」を根本から変えるような技術なのでしょうか。
ここ10年くらい、そういった形での「こんなの見たのは初めてだ」という経験はあまりしていないので、どんなものなのか、期待してしまいます。
- 情報元证券日报