コスパ高き左右分離型イヤホン、Anker Soundcore Life P2 レビュー

掲載日時: 2020/05/10(日) 20:45

 Anker発のオーディオブランド、Soundcoreシリーズの中の左右独立型イヤホン「Soundcore Life P2」を購入したので、レビューします。

内容物

 本体のほかに、イヤーチップやType-Cケーブル、取扱説明書やスタートガイドなどが入っていました。

音質

 Soundcore Life P2は、「グラフェン採用のドライバーが正確でクリアなサウンドを実現」することを売りとしており、使用していて特に音質の悪さを感じることはありませんが、低音の響きがかなり弱いように感じます。このあたりは5000円で買えてしまう完全独立型イヤホンとしてはいた仕方ないでしょう。

 通話時にこちらの喋った内容の騒音を除去する機能を搭載。試しに電話してみると、それなりに雑音がある環境でもしっかりと相手に声が聞こえ、こちら側のノイズがあまり聞こえないと言っていました。

 いわゆるノイズキャンセリングこそ備えないものの密閉型イヤホンということもあって、周囲の音はあまり聞こえません。かなり大きめの音量で再生しても音漏れはほとんどなし。ただ街中で没入してしまうと危険なので、音量とは相談する必要がありそうです。

接続

 Bluetooth 5.0とQualcomm apt-Xに対応。Galaxy S10+で試したところ、音の遅延は体感では感じられないくらいのものでした。ただ、第6世代iPadで試してみると、2テンポくらいの音のずれがあり、動画の視聴に少し違和感のあるレベルでした。これは少し古い端末なので仕方ないかもしれません。

 スマホが隣にある時は特に音が切れたり、音飛びしたりするといったことはありませんでした。満員電車では接続が切れたりするかもしれませんが、このご時世では検証できませんでした。Bluetooth Class2対応なので、約10mほどの範囲で使えます。実際に試してみたところ、直線距離で9mほど離れると時々途切れ始め、13mほど離れると全く聞こえなくなる、といった感じでした。

バッテリー

 バッテリーは、イヤホン単体で最大7時間、ケースと合わせると最大40時間の音楽再生が可能と謳っています。かなり大きめの音量で3時間半ほど使ってみたところ、残りのバッテリー残量50%となっていたので、音量次第では7時間を超えるかもしれませんね。充電ケーブルは、イヤホン等にありがちなmicroUSBではなく、USB Type-Cに対応。

 AnkerのType-C充電ケーブルが同梱されています。

 個人的には、ケースのバッテリー残量が10%以下にならないと分からないので、そこが不便ですね。

フィット感&操作性

 耳へのフィット感も抜群。このイヤホンを付けたまましばらくランニングしてみましたが、特にズレたりすることはありませんでした。さらに、XS~XLまで、5サイズのイヤーチップが同梱されていたので、耳に合うように調整することができます。

 コントロール用に、左右のイヤホンの後ろ側にはそれぞれボタンがひとつずつ付いています。ボタン式なので、感圧式操作のイヤホンにありがちな誤操作は少ないと思います。できることは、以下のこと。イヤホン本体では音量調節できないため、本体を取り出して調整しないといけないのは少し手間に感じる人もいるかもしれません。

防水

 IPX7の防水性能を持ち、汗や雨などで濡れても安心です。一度、このイヤホンを付けたままお風呂に入りましたが、問題なく利用できました。もちろん保証対象外となるので、しないほうが賢明です。

注意点

 使用して、一つだけ困ったことがありました。Soundcore Life P2の左右どちらかとしか繋がらなくなってしまったのです。おそらく左右のイヤホンが別々のものとして認識されてしまったからだと思います。両方のイヤホンをケースにセットしなおし、両側のボタンを長押しすることによってイヤホンをリセットし、元に戻すことができました。

まとめ

 Ankerは18か月保証があるので、かなり安心して購入することができます。このAnker Soundcore Life P2は、音質は十分とは言えないものの、連続7時間再生、apt-X対応の左右分離型完全ワイヤレスイヤホンが4999円で買えるのは非常にお得だと思います。お手軽なワイヤレスイヤホンを求めている、という方はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

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