Smartisan Nut R2発表、1億画素カメラやスライドスイッチ搭載

掲載日時: 2020/10/22(木) 10:18

 中国のByteDance子会社のSmartisanは、Snapdragon 865を搭載した5Gスマートフォン「Smartisan Nut R2」を発表しました。

 Smartisanは世界で初めて1TBの内蔵ストレージを搭載したスマホ「Smartisan Nut R1」を2018年に発売しています。Smartisanブランドのスマホを発売しているのは、BGM付きの短い動画を投稿できるプラットフォーム、TikTokの運営会社であるByteDanceです。

 実行メモリはLPDDR5で最大16GB、内蔵ストレージはUFS3.1で最大512GBが搭載されます。

 実行メモリのLPDDR5は前世代のLPDDR4Xと比較して伝送効率は30%、電力効率も30%向上しています。電力効率が良くなることで、バッテリー駆動時間が長くなることが期待できます。

 内蔵ストレージのUFS3.1はシーケンシャルライト(読み書き)速度1200MB/sを実現し、前世代UFS3.0の410MB/sと比較して約3倍データ転送が高速化しています。転送速度の向上により、本機でも対応している8Kタイムラプスの写真や大量の動画ファイルを扱うのに有利になりそうです。

 背面カメラは4眼。メインカメラは1億800万画素で、光学式手振れ補正やレーザーフォーカスにも対応しています。

 光学3倍ズーム、30倍のハイブリッドズーム、HDR、8Kタイムラプスに対応しています。

 ディスプレイは、6.67型FHD+の有機ELで、画面左上にインカメラを備えたパンチホール式。リフレッシュレートは90Hzと控えめ。画面内に指紋認証センサーを搭載しています。本体色はブラック、グリーン、ホワイトの3色。

 ホワイトは2000台のみの限定モデルで、背面パネルに感光材料が使用されています。これはデバイスが太陽光を吸収すると文字が浮かび上がる新しいデザインです。下の写真を見てもらえばわかるように、太陽光を吸収して背面に文字が浮かび上がっています。こういったデザインは珍しいですね。

 本体側面には、マナーモードや運転モード、自分で設定できるカスタムモードを任意に切り替えられるスライドスイッチがあります。このスイッチはiPhoneにあるミュートスイッチや、OnePlusシリーズのAlert Sliderに似ています。

 バッテリー容量は4510mAh、55Wの有線急速充電に対応しています。その他スペックは以下の通りです。

OS Android, Smartisan OS 8.0
CPU Qualcomm Snapdragon 865
実行メモリ 8GB/12GB/16GB
内蔵ストレージ 128/256/512GB
画面 6.67インチ有機EL(2340×1080)
カメラ 標準1億800万画素+望遠800万画素+超広角1300万画素+マクロ500万画素
インカメラ 2000万画素
電池 4510mAh
寸法 161.6 x 77.15 x 9.5 mm 216g
その他 急速充電55W、画面内指紋認証

 5Gは、n1/n3/n41/n78/n79のSub-6のみで、ミリ波には対応していません。

 中国で2020年10月に発売。価格は以下の通りです。

  • Smartisan Nut R2(メモリ8GB、ストレージ128GBモデル):4499中国元(日本円で約7万2000円)
  • Smartisan Nut R2(メモリ8GB、ストレージ256GBモデル):4799中国元(約7万6000円)
  • Smartisan Nut R2(メモリ12GB、ストレージ256GBモデル):5299中国元(約8万4000円)
  • Smartisan Nut R2(メモリ16GB、ストレージ512GBモデル):6499中国元(約10万3000円)
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