「Vivo S12 Pro/S12」発表。2眼インカメラ搭載のカメラ重視スマホ

掲載日時: 2022/01/04(火) 23:06

 中国Vivoは「Vivo S12 Pro」とその下位モデルに当たる「Vivo S12」を発表しました。2眼インカメラと顔を照らす2つのLEDフラッシュを搭載し自撮りを強化、さらに背面には1億800万画素背面カメラを搭載、カメラに力を入れたスマートフォンです。

Vivo S12 Pro

 Vivo S12 ProはVivo Sシリーズの上位機種。特徴的な二眼インカメラは5000万画素メインカメラと800万画素広角カメラで構成されています。

 また、その両脇には3000Kから6000Kの色温度に調整可能なLEDフラッシュが埋め込まれています。

 画面をフラッシュとして発光させるスマートフォンはありますが、画面上部ベゼルに二個フラッシュ配置とは驚きです。以前もVivoはこういうスマホを出していました。

 背面は中華スマホおなじみの1億800万画素メインカメラと、800万画素広角、200万画素マクロの三眼構成です。

 ディスプレイは6.56型フルHD+(2376×1080)有機ELでリフレッシュレートは90Hz、ピーク輝度1300nits、HDR10+、DCI-P3色域に対応しています。両端にアールがかかったエッジディスプレイを採用しています。

 バッテリー容量は4300mAhで44Wの急速充電に対応しています。厚み7.36mm、重量171gとこのサイズの端末にしてはやや薄く軽量です。

 本体カラーはブラック、ブルー、ゴールドの3色。ゴールドのみ日光下もしくは25度以上の環境で、背面が明るい緑色に変化するギミックが搭載されています。

 

 SoCのDimensity 1200は2020年のフラグシップAndroidスマホに搭載されたSnapdragon 865 Plusに少し劣る性能です。現在でも日常利用においては必要十分なスペックといったところでしょうか。MediaTek製SoCといえばコスパ重視の廉価スマートフォンによく搭載されていましたが、最近ではSnapdragon 8 Gen 1と張り合えるDimensity 9000が発表されるなど、高性能SoCも多く開発しています。

 価格はストレージ256GB/メモリ8GBのモデルが3399元(日本円で約6万1600円)、メモリ12GBのモデルが3699元(日本円で約6万7000円)となっています。

Vivo S12

 Vivo S12はS12 Proの廉価版機種。SoCはややスペックダウンしたDimensity 1100を搭載、バッテリー容量は100mAh減の4200mAhです。バッテリー容量は減りましたが厚みと重量はやや増加しています。ストレージ256GB、実行メモリ8GBまたは12GB、44W急速充電対応はProと共通。本体カラーもPro同様ブラック、ブルー、ゴールドの3色で、ゴールドは温度によって色味が変わるギミックも搭載しています。

 二眼インカメラはメインカメラの画素数が4400万画素に減少、特徴的な画面直下LEDフラッシュはこちらも搭載しています。背面カメラは変わらず1億800万画素メイン、800万画素広角、200万画素マクロカメラの三眼構成。両カメラとも手ぶれ補正機能がProに比べ劣るようです。

 ディスプレイはやや小ぶりな6.44型フルHD+(2400×1080)有機ELでリフレッシュレートは90Hz、DCI-P3色域には非対応です。フラットディスプレイを採用し、本体側面は垂直に切り落とされた平面になっています。形状の差は劣化というよりかは好みの分かれるところ。

 SoCのDimensity 1100はSnapdragon 865に少し劣る性能で、Proに搭載されるDimensity 1200と比べて若干性能が低くなっています。

 価格はストレージ256GB/メモリ8GBのモデルが2799元(日本円で約5万800円)、メモリ12GBのモデルが2999元(日本円で約5万4400円)とProに比べ約1万1000円~1万3000円程度廉価となっています。

スペック

  Vivo S12 Pro Vivo S12
OS OriginOS Ocean(Android 11ベース)
SoC Dimensity 1200 Dimensity 1100
メモリ 8GB/12GB
容量 256GB
画面 6.56型(2376×1080) 6.44型(2400×1080)
背面カメラ メイン1億800万画素/広角800万画素/マクロ200万画素
インカメラ メイン5000万画素/広角800万画素 メイン4400万画素/広角800万画素
電池 4300mAh 4200mAh
寸法 159.5×73.3×7.36mm
171g
157.2×72.4×7.39mm/7.55mm(ゴールド)
179g/181g(ゴールド)
その他 画面内指紋認証/顔認証/NFC/44W急速充電/画面埋込み型LEDフラッシュ
海外スマホ個人輸入 [AD]
AliExpress Global
情報元Vivo
詳しく読む

おすすめ記事

何が出るのか教えて!シャオミ日本新機種、「Ultra」だけではない伏兵が存在か?

2024-04-29 23:58:57會原

Mi MaxXiaomiXiaomi 14 UltraXiaomi Pad 7 MaxXiaomi SU7 Max

シャオミは、X(Twitter)にて連日ティザーを投稿。このなかで、中国Weiboで使用したXiaomi 14 Ultraのティザー画像が存在しており、もはやXiaomi 14 Ultraの登場は確定的となっています。一方で、他のティザーも気になるところ。モニターなどスマホ以外の製品のものと思われるティザーも含まれていますが、スマホの可能性が高そうなものも。「最先端の超高速充電」とあることから、こ...

【朗報】Android 15は新しい「強制ダークモード」対応かも

2024-04-29 00:38:35會原

Android 15ダークモード

ダークモードがさらに広がりそうです。9to5Googleが伝えています。UIを黒基調にするダークモードは数年前にようやく定着しましたが、依然として非対応のアプリがあります。Android 15では、アプリにダークモードを強制するための新しいオプションがあるとのこと。Android 10から、GoogleはAndroidアプリで開発者オプションとして「フォースダークのオーバーライド(強制ダークモード...

Qi2、液晶での電池残量表示対応!Anker MagGo Power Bank (10000mAh) レビュー

2024-04-24 19:56:54そっぷる

Anker MagGo Power BankQi2レビュー

AnkerよりQi2対応のモバイルバッテリーが発売されました。前回紹介したものは6600mAhですが、今回は10000mAhの大容量モデルです。それ以外にも違いがあるので紹介していきます。内容物はUSB Type-Cケーブルとモバイルバッテリー本体のみ。ワイヤレス充電面にはQi2対応を表すQi2のロゴが表記されています。背面には簡易的なスタンドが備わっています。スタンドは非常に簡易的なものですが、...

HUAWEI Pura70シリーズ発表!Pシリーズから名称が変更、Ultraはレンズがつき出る1型沈胴式カメラを搭載

2024-04-24 18:50:23ピュアセル

HiSiliconHuaweiHuawei Pura70Huawei Pura70 ProHuawei Pura70 Pro+

中国ファーウェイは、中国国内で同社最新フラグシップスマートフォンの「HUAWEI Pura70」「HUAWEI Pura70 Pro」「HUAWEI Pura70 Pro+」「HUAWEI Pura70 Ultra」の4機種を発表しました。 同社傘下のHiSilicon製SoCを搭載し、Pura70 Pro+/Ultraは衛星通信に対応。Pura70 Ultraでは1型センサーと可変絞りの沈胴式広...

カテゴリー