369ドルで120W充電!最上位「Redmi Note 11 Pro+ 5G」グローバル発表

掲載日時: 2022/03/30(水) 00:04

(Redmi Note 11シリーズ)

 待望の最上位モデル登場ッ!

 Xiaomiは、日本時間3月29日21時から行われていた新製品発表会にて、すでに発表されている「Redmi Note 11」シリーズに、最上位機種の「Redmi Note 11 Pro+ 5G」と「Redmi Note 11S 5G」を追加、さらに安価な5Gスマホである「Redmi 10 5G」を発表しました。

 特に中国国内限定モデルとなっていた「Pro+」のグローバルモデル相当が登場したのは必見です。

Redmi Note 11 Pro+ 5G

 Redmi Note 11 Pro+ 5Gは、名前からも分かるようにRedmi Note 11シリーズの最上位機種。日本への投入は明らかにされていませんが、Xiaomiは既存のRedmi Note 11シリーズでも上位モデルは日本に投入しておらず、同社の戦略からしても難しいものとみられます。

 ディスプレイは6.67インチの有機ELフルHD+(2400×1080)で、リフレッシュレートは120Hz、タッチサンプリングレートは360Hz。メインカメラは1億800万画素。それ以外はこの価格帯のスマホにありきたりな800万画素超広角+200万画素マクロ。

 Redmi Note 11 Pro+ 5Gで最も力を入れて紹介されていたのがバッテリー周り。廉価端末を取り扱うなRedmiブランドながら、Xiaomi 12などハイエンドスマホでも搭載されないことのある120Wの超高速充電に対応しており、ブーストモードで15分、ノーマルモードで19分で満充電が可能です。バッテリーは4500mAh。

 SoCはDimensity 920。AnTuTuベンチマークにて50万点を記録しており、数世代前のハイエンド端末を超えるスコアを実現しています。グローバル版のRedmi Note 11 Pro 5GはSnapdragon 695を搭載。一般にProとPro+の違いはさして存在しないことが多いですが、グローバル版のRedmi Note 11 Pro 5GとPro+ 5Gの違いは小さくありません。

 今回グローバル発表された「Redmi Note 11 Pro+ 5G」は、昨年10月末に中国国内で登場した「Redmi Note 11 Pro+」とスペックは完全に同一の、いわゆるリネームモデルとなっています。

 XiaomiおよびPOCOブランドのスマホでは、名前がほぼ同じながら中国版と海外版のスペックが違うということが多々起きています。先代のRedmi Note 10 Proを例に挙げると、グローバル版はSnapdragon 732Gを搭載していた一方、中国版は圧倒的に性能の高いDimensity 1100を搭載、67W充電に対応していました。

 グローバル版でRedmi Note 11 Proに搭載されていたSnapdragon 695は採用されておらず、中国版のRedmi Note 11 Pro/Pro+に由来するDimsnsity 920が搭載されているわけです。

 参考までに、以下は地域ごとに名前の違うややこしいXiaomiデバイスの一部です。

 なお、Redmi Note 11 Pro+ 5Gもインド向けに「Xiaomi 11 HyperCharge 5G」と名前を変えて販売されており、グローバル版のRedmi Note 11 Pro 5Gは、インドにて同スペックの「Redmi Note 11 Pro+ 5G」が存在しています。XiaomiとMotorola、あとGalaxyはもう少し名前を何とかしてほしいところ。

 本体色は中国版でも用意されていたグリーンとブラックに加え、ややグラデーションじみたブルーの3色。

 ただ、昨年10月のRedmi Note 11 Pro+(中国版)と共通化されている関係か、プリインストールされているOSはAndroid 11をベースとしたMIUI 12.5となっているようです。以前にグローバルで発表されたRedmi Note 11シリーズはいずれも最新のMIUI 13を搭載しているのにもかかわらず、最上位モデルが少し古いOSを搭載するというのも不思議です。

 価格は6/128GBで369ドル。執筆時現在、為替レートは1ドル123円と円安が深刻ですが、日本円にするとおよそ4万5000円。この価格帯で120W充電に対応するのはかなり優秀ではないでしょうか。

Redmi Note 11S 5G

 Redmi Note 11S 5Gは比較的に安い価格帯に位置するスマホで、こちらも同様に中国版「Redmi Note 11」からのリネーム品とみられます。

 SoCはDimensity 810。中国版の新製品発表会ではAnTuTuベンチマークにて39万点を獲得していることをアピールしており、十分快適に使える性能を有しています。メモリは4/6GB、ストレージは64/128GBとこの価格帯にしては妥当なレベルですが、中国版で用意されていたメモリ8GB、ストレージ256GBの選択肢は用意されないようです。

 画面は6.67インチのフルHD+液晶(2400×1080)で、リフレッシュレートは90Hz。カメラは5000万画素のメインと800万画素の超広角の2眼。Redmi Note 11S 5Gは外観が他モデルと共通であるため、カメラ穴のうち2個ははダミーとなっています。バッテリーは5000mAhと十分に多く、33Wの急速充電にも対応。普段使いでは困らなさそうです。

 本体色はブラックとブルーが2色。すりガラスのような印象を受けます。

 価格は最も安いメモリ4GB/ストレージ64GBのモデルが249ドル、日本円で3万円強。

 中国版は開始価格が1199元(2万3000円)からとなっていたので、1.3倍ほど高くなっています。また、販路には楽天のマークも。Redmi Note 11および11Sは同様に楽天で販売されていますが、楽天モバイルはこれに含まれていません。同様に日本国内ではECサイト等で投入される可能性はありそうです。

Redmi 10 5G

 Redmi 10 5Gはエントリークラスの5G対応スマホです。名前だけでは非5G版であるRedmi 10は1万円台の激安スマホながら90Hz対応FHD+ディスプレイを搭載していましたが、Redmi 10 5Gも同様に安価で5G対応、それでいながら高いコスパを実現しています。なお、こちらも中国で発表されている「Redmi Note 11E」のリネーム品とみられます。

 発表会では多くは語られていないうえに、Xiaomi公式サイトでもRedmi 10 5Gだけページが用意されていないため、詳細な情報は不明ですが、Redmi 10 5GはSoCにDimensity 700を搭載。国内ではZTE Libero 5G IIが搭載しており、同じくDimensity 700を搭載するrealme V11のAnTuTuベンチマークは30万点。少し前まで安価なスマホのAnTuTuベンチマークスコアは10万点台後半だった気がしていたのですが、v8からv9で高いスコアが出しやすくなったとはいえ、技術革新のスピードには感嘆します。

 カメラはOPPO Reno7シリーズをほうふつとさせる形で、5000万画素+200万画素深度という構成。ディスプレイはRedmi 10と同様に6.5インチの液晶フルHD+で、リフレッシュレートは90Hz。

 バッテリーは5000mAh、最大18Wでの充電に対応しています。価格は199ドル(2万4000円)から。

スペック表

 スペック一覧は以下の通り。

  Xiaomi Redmi Note 11 Pro+ 5G
OS Android 11,MIUI 12.5
SoC MediaTek Dimensity 920
メモリ 6/8GB
ストレージ 128/256GB
画面 6.67インチ有機ELFHD+(2400×1080),120Hz
カメラ 1億800万画素+800万画素超広角+200万画素マクロ
インカメラ 1600万画素
電池 4500mAh,120W
重量 204g
本体色 ブラック、パープル、グリーン
その他 3.5mm/NFC/Wi-Fi 6/側面・顔認証
価格 4.5万円~
  Xiaomi Redmi Note 11S 5G
OS Android 11,MIUI 12.5
SoC MediaTek Dimensity 810
メモリ 4/6
ストレージ 64/128GB
画面 6.6インチ液晶FHD+(2400×1080),90Hz
カメラ 5000万画素+800万画素超広角
インカメラ 1600万画素
電池 5000mAh,33W
重量 195g
本体色 グラデーション、ブラック、ブルー
その他 3.5mm/側面・顔認証
価格 3万円~
  Redmi 10 5G
OS Android 11,MIUI 12.5
SoC MediaTek Dimensity 700
メモリ 4GB
ストレージ 64/128GB
画面 6.58インチフルHD+
液晶,90Hz
カメラ 5000万画素+200万画素深度
インカメラ 500万画素
電池 5000mAh、18W
重量 200g
本体色 グレー、シルバー、グリーン
その他  
価格 4.5万円~
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情報元Xaiomi

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