Xiaomi 12S Ultra正式発表!iPhone 13 Pro Maxより2.72倍大きな1型センサー搭載!

掲載日時: 2022/07/04(月) 23:23

 Xiaomiは、中国にて行われた新製品発表会において、同社のフラッグシップスマホに位置する「Xiaomi 12S Ultra」を発表しました。老舗カメラメーカーのLeicaと連携、特にカメラ性能に重きを置いたデバイスです。

パフォーマンス

 Xiaomi 12S Ultraは最上位機種ということもあり、現時点で最高峰の性能を持つAndroid向けSoC、Snapdragon 8+ Gen1を搭載。

 近年のハイエンドSoCの恐ろしい排熱に対処するべく、これまでの冷却プレートに比べて単一方向に流れるよう施した新たな冷却システムを搭載。従来の銅メッシュVC冷却に比べ100%のパフォーマンス向上を謳います。メモリおよびストレージは高速なLPDDR5とUFS3.1を採用。メモリは8/12GB、ストレージは256/512GBより選択できます。

カメラ

 Xiaomi 12S Ultraはカメラバンプが非常に大きい部類に入りますが、それに見合ったカメラ性能を有します。

 メインセンサーには「IMX 989」を採用。このセンサーはSONYとXiaomiが共同で開発。スマホカメラとしてはトップクラス、コンデジと並ぶ大きい1型センサーとなっています。

 iPhone 13 Pro Maxに搭載されているセンサーと比べて、面積比で2.72倍大きいことをアピール。

 それ以外にも4800万画素の超広角レンズに加え、4800万画素の120mm望遠も搭載。

 ライカとの提携により、およそスマホで撮影した画像とは思えないような雰囲気を醸し出すことが可能となっています。

望遠レンズで撮影

 また、10bitRAW形式での写真撮影をサポートするようになり、Adobe Lightroomなどのソフトウェアなどと用いて写真を最適化することができるとのこと。

ディスプレイ

 ディスプレイはXiaomiの近年のフラッグシップスマホと同程度の6.73インチ、当然ながら有機EL。解像度は2K(3200×1440)で画素密度は526ppi。4Kディスプレイを搭載するXperia 1シリーズには届きませんが、一般的なスマホより十分に高精細であるうえ、ピーク輝度はかなり明るめの1500nits。

 また、コンテンツに応じて1~120Hzへ変動する可変リフレッシュレートに対応。

デザイン

 最上位機種、かつ100年以上の歴史を持つライカとのコラボモデルらしく、本体のデザインは非常に凝った上品なものとなっています。本体背面はカメラの貼り革をイメージし、合皮調のブラックとグリーンの2色。

 端にはやや目立たずにライカロゴが記されています。Vivoの上位シリーズにあるZeissロゴやAQUOS R6をベースとしたLeitz Phone 1の目立つライカロゴも、個人的にはアクセントという観点からかなり好みだったのですが、これはこれで好印象です。

 ただ、重量は225gと非常に重たく、長時間の使用で腕が疲れる可能性もあるかもしれません。

バッテリー

 バッテリー容量は4860mAh。Xiaomi 12Sから12S Pro、Ultraとバッテリー容量は順当に大きくなっていますが、一方で有線充電は67W止まり。Xiaomi 12S Proでは120W充電に対応していたため、少し不可解な点ではあります。

 ただし、Xiaomi 12S UltraではXiaomi独自の充電チップである「Surge P1」に加え、バッテリーセルを管理し寿命を延ばす「Surge G1」を搭載。

 有線充電では15分で50%、41分で満充電が可能。中国当局の規制ギリギリである50Wのワイヤレス充電にも対応しており、そちらでは15分で40%、52分で100%の充電ができるとしています。

その他

 その他、Dolby Atmosに対応しharman/kardonの監修を受けたステレオスピーカーを搭載、SIMカードの保護や盗難防止のためのシャットダウン防止機能などを備えます。OSはAndroid 12ベースのMIUI 13。

 通信バンドは日本の3大キャリアをLTEで網羅するどころか、5Gでもドコモ以外でほぼ使われないn79に対応。Xiaomiの日本での戦略上、日本に投入されることはないでしょうが、やはり一縷の望みにかけてしまいたくなります。

価格

 Xiaomi 12S Ultraの価格は、メモリ8GB/ストレージ256GBが5999元、日本円にして12万1000円。最も高い12/512GBのモデルが6999元で14万円。これだけの機能を備えながら、AQUOS R7やXperia 1 IVといった国産ハイエンド端末を大きく下回る価格を実現しているのは、ただ素直にすごいです。

スペック表

OS MIUI 13(Android 12ベース)
SoC Snapdragon 8+ Gen1
メモリ 8/12GB
容量 256/512GB
画面 6.73型 2K(3200×1440),OLED
120Hz可変リフレッシュレート
HDR 10+
10bit
カメラ 5000万画素 IMX989  1型センサー OIS対応
4800万画素 ペリスコープ 1/2型センサー OIS対応
4800万画素 超広角 1/2型センサー 128°
dToFセンサー,フリッカーセンサー
インカメラ 3200万画素
電池 4860mAh
67W有線
50Wワイヤレス
10Wリバースワイヤレス
Surge P1+Surge G1
寸法 163.17×74.97×9.06mm,225g
5G n1 / n3 / n5 / n8 / n28a /n38 / n40 / n41 / n77 / n78 / n79
LTE B1 / B2 / B3 / B4 / B5 / B7 / B8 / B12 / B17 / B18 / B19 / B26
TDD-LTE:B34 / B38 / B39 / B40 / B41 / B42
3G B1 / B2 / B4 / B5 / B6 / B8 / B19
その他 指紋認証、顔認証、NFC
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情報元Twitter

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